2016サターンカップ優勝は、アスリート嶋崎究!
 

11月5日。肌寒くなってきた時期に、スプリントカップ第六戦サターンカップが開催された。
この日はCルール(25000持ち一発赤あり)、激戦の準決勝から決勝へコマを進めたのは、
大沼智裕、篠崎彰、湯村浩章、嶋崎究アスリート。

なんと篠崎、嶋崎は今季二度目の決勝進出。前回の雪辱を晴らせるか!

しかし、このスプリント、有り難いことに毎回100人前後の参加をいただいているわけですが、その人数での決勝進出二度は驚愕の成績。

またスプリントは卓の割り振り上、 準決勝4卓から一人ずつ決勝進出者が出ることが多いのですが、今回は1卓2卓からのみ、3卓4卓からの決勝進出者は無しという珍しく展開になった。

赤有りのCルールで有るがゆえ1卓2卓の最終戦で素点を稼いだ選手と、元々ポイントを持っていた選手が二位を取り勝ち上がったのである。

決勝戦はポイントを半分にして行うため、差は最大で16.9ポイントとなり、オカだけでトップ者に20ポイント入るためトップ者が優勝となる。

条件を確認し、決勝をスタート。

起親から、湯村、大沼、篠崎、嶋崎

東一局ドラ
親の湯村が手格好がよく、

ドラ

六巡目にイーシャンテンになるも、十二巡目篠崎からリーチ

ドラ

スグに湯村が三色確定の引きで打とし追いついたが
同巡、篠崎がツモ、裏ドラで、1000-2000。

東二局ドラ
ここでも主役は篠崎
六巡目にリーチ

ドラ

他は追いつかず、ツモ、裏ドラがのり、1300-2600。

東三局ドラ

親の篠崎がまだまだ攻める

二巡目にポンから四巡目テンパイ

ポン ドラ

が、南家大沼も良い

三巡目
ドラ

ここから、と引き、七巡目に役ホンイツをテンパイ
チートイイーシャンテンとなった湯村からを出アガリ、8000。

東四局ドラ
北家篠崎が一巡目ポン、六巡目ポンと仕掛け、切りの役2ドラ2の満貫テンパイ

ポン ポン ドラ

この高そうな仕掛けで一人舞台かと思われたが、7巡目に大沼にもテンパイが入り、リーチ

ドラ

勝ったのは大沼。十二巡目にを引きアガリ、
裏ドラはのらず、700-1300。

東場が終了し、点棒状況は以下。

湯村130、大沼321、篠崎335、嶋崎214

果敢に攻めている篠崎がトップ目、予選トップの湯村が決勝では苦しんでいるが、
優勝の目はまだまだ分からない。

南一局ドラ

最後の親で頑張りたい湯村

ドラ

ソウズに寄せれれば、高打点も期待できる手牌。

三巡目ポンから、有効牌を引けず、チー、チーで十二巡目テンパイ
ここに追いついてきたのが、嶋崎

ドラ

このイーシャンテンにドラのを引き、切りリーチ
打点は十分、ただ待ちが悪い。

勝ったのは湯村
をツモり、500オール
何とか連荘。

南一局一本場ドラ
ここは湯村の手が早い
六巡目にリーチ

ドラ

嶋崎が追いつくも、をツモ。

1300オールの一本場で、1400オール。

南一局二本場ドラ

湯村
ドラ

八巡目に以下のイーシャンテンからをポンし、大沼からのをロンし、1500の二本場で、2100。

南一局三本場ドラ

まだまだ稼ぎたい湯村だったが今回は苦しい。

連荘を阻止したい南家大沼、六巡目ポンから、十一巡目にテンパイ。

ポン ドラ

さらに嶋崎。

三巡目イーシャンテンから長引いた十二巡目に引きリーチ。

ドラ

前に出る湯村が後スジとなったで放銃。

裏ドラがで、8000+900放銃。
細かく点棒を稼いだが、痛い失点。

南二局ドラ
親の大沼、六巡目にを引きリーチ。

ドラ

篠崎も八巡目に追いつき、ダマ。

ドラ

ここにドラドラでリーチを打ちたい湯村がスジので放銃、
裏ドラが、大沼には嬉しい12000。

南二局一本場ドラ

マンズのホンイツに向かう嶋崎から出たドラのを篠崎がポン。

ただイーシャンテンが長引き、十七巡目にポンしてやっとテンパイ。

八巡目から平和をテンパイしていた湯村と二人テンパイで流局。

南三局二本場ドラ

テンパイがなかなか入らない中、抜け出したのは親の篠崎。

十二巡目にを引きリーチ

ドラ

アガればトップに立てるリーチだが流局、十四巡目にチーしテンパイを入れた大沼と二人テンパイ。

南三局三本場供託1000ドラ

三巡目にポンから攻める篠崎、そこに待ったをかけたのは南家の嶋崎。

六巡目にを引き入れリーチ

ドラ

九巡目にをチーし、篠崎もテンパイ

チー ポン ドラ

勝ったのはココまで我慢をしていた嶋崎、をツモアガリ、裏ドラはのらず、1000-2000の三本場で、1300-2300。

そして迎えたオーラス、持ち点は
湯村-400、大沼38800、篠崎31300、嶋崎30300

各者の優勝条件
湯村 役満ツモ、大沼からの役満直
大沼 アガリ
篠崎 8000出アガリ、1600-3200ツモ、大沼からの3900直
嶋崎 連荘

さあどうなる?

南四局ドラ
大沼がタンヤオ寄りの軽めの手牌だったが、先にテンパイが入ったのは嶋崎。

十二巡目にを引き、リーチ
ドラ

この手をピンズのホンイツに寄せていた篠崎から出アガリ。

裏ドラはのらずだが、大きな12000。

点棒状況は以下
湯村-400、大沼38800、篠崎19300、嶋崎42300

各者の優勝条件
湯村 役満ツモ
大沼 3200出アガリ、700-1300、嶋崎からの1600直
篠崎 三倍満出アガリ、倍満ツモ
嶋崎 大沼と他一人の二人テンパイならふせられる

実質、嶋崎と大沼の一騎打ちか?

南四局一本場ドラ
ここでも嶋崎が一番手。六巡目にテンパイを入れるが、リーチはかけず。
ドラ
これを篠崎から出アガリ2400の一本場で、2700。

さらに嶋崎がリードを広げる。
湯村-400、大沼38800、篠崎16600、嶋崎45000

各者の優勝条件
湯村 役満ツモ
大沼 6400出アガリ、1000-2000、嶋崎からの3200直
篠崎 役満出アガリ、三倍満ツモ
嶋崎 流局

南四局二本場ドラ
七巡目にテンパイが入った篠崎からリーチ。
ドラ

これに湯村がで放銃し、12000は12600。

結果、優勝は嶋崎究!
おめでとうございます!!
マーズカップ二位の雪辱を晴らしました。

赤入りのため、通常のAルールに比べ高打点の応酬など、 見ている側にはハラハラ、ドキドキする展開が多く見応えのある局が多かったです。

今後とも皆様に参加頂けるよう、またRMUの応援をして頂けるようこれからも努力していきたいとより強く思える一日でした。

皆さまこれからも宜しくお願い致します。

楢原和人
(文中敬称略 文責 楢原和人)