2014マーキュリーカップ優勝は日本プロ麻雀協会所属、佐久間弘行選手! |
2014年度最初のスプリントカップが、5月6日に銀座柳本店にて行われた。 ゴールデンウィークの最終日の開催で108名もの参加者が集まり、予定をしていた第2会場の柳八丁堀店も使用して行われた。 108名の中、決勝に勝ち残ったのは以下の4名。 佐久間弘行 (プロ協会) ポイントは半分持ち越しで行われたが4名のポイントに差がない為、条件無し、決勝での着順勝負となった。 佐久間、穴澤、川上、轟の並びでスタート。 東1局 ドラ 8巡目に川上が九を暗カン、カンドラ五でこの形のイーシャンテン。 ドラ アンカン テンパイになるが12巡目13巡目に切られるが川上は動かず。を仕掛けて他家から押し返された場合に分が悪いと思ったのだろうか? それならば門前テンパイが入るまでカンをせずにいた方が良かったかもしれない。 そうこうしている間に14巡目に轟からリーチが入り、川上は現物を切って店じまい。 ハイテイ間際に親の佐久間もテンパイを入れ流局2人テンパイ。 東1局1本場は轟が仕掛けをいれ、300.500の1本場と供託をさらっていった。 東2局 穴澤、轟の2人テンパイ。 東2局1本場 ドラ 裏ドラ 轟が8巡目にリーチ 10巡目にドラドラのチートイツで追いついた川上がリーチ ドラ先制リーチの轟の河にがあり、ダマでも良さそうに見えるが、川上の選択はリーチ。 この時点で轟の待ちは山に2枚、川上は0枚である。終局間際にをつかんだ川上が轟に3900の放銃。 東3局 ドラ一 仕掛けを入れた佐久間が10巡目にテンパイ ポン ポン ポン ドラ次巡、穴澤がこの形 ドラ ツモ穴澤の選択は打。 打の––の三面チャンにとらずチートイツの単騎を選択。––の枚数が少ない訳でもなく、単騎を選択したのには驚いた。 しかし佐久間の仕掛けに手詰まった川上から、がこぼれ落ちた。3200の見事なアガリである。 東4局も穴澤が佐久間から平和のみをダマテンでアガリ加点する ドラ ロン南1局 ドラ 裏ドラ 親の佐久間が8巡目にリーチ このリーチに川上が一発で放銃してしまい7700の失点。 この放銃で川上はいよいよ後がなくなってしまった。佐久間、穴澤、轟の三つ巴である。 佐久間361 穴澤338 轟396 川上105 南1局1本場 ドラ 親の佐久間にドラアンコのテンパイ ドラ ツモこの手をアガれば一気に優勝が近付く! 八をそっと河に置くと前巡にテンパイを入れていた轟の手が倒れる。 ポン 南2局 ドラ 前局大物を逃してしまった佐久間に5巡目テンパイが入る ドラ迷わずリーチ、しかし全員がしっかり対応して佐久間の1人テンパイ 南3局 1本場 ドラ 1人沈みの川上の親番、川上はこの親番でなんとかして3者に追いつきたいところ。力を込めてツモを繰り返す川上に、12巡目にテンパイが入る。 ドラ高めツモで6000オール、一気に3人に並び戦線に復帰できる。 南3局2本場 ドラ 南3局3本場 ドラ まだまだ諦めない川上が5巡目に先制リーチ ドラ次巡に轟が追い付き追っかけリーチ ドラはっきり言ってこの轟のリーチは打たない方が良いと思った。 現在トップ目で自分からドラも見えてなく、良い待ちでもないシャンポンで親のリーチに向かっていくのはあまりにも無謀に思えるからだ。 しかし麻雀というゲームは、正しい選択をしたものが勝つとは限らないゲームである。 特にこういった決勝の舞台では「腹を括った勝負」をした者が勝者になることが往々にしてある。轟は腹を括ったのであろう。 2巡後に轟がをツモる。 ドラ ツモ 裏ドラ点数状況 佐久間340 穴澤300 川上122 轟438 各人の優勝条件は佐久間がマンガンツモ、ハネマン出アガリ、5200直撃。 南4局 ドラ 佐久間の配牌が良い ドラ2巡目にはイーシャンテン ドラしかしここから手が進まずにツモ切りが続く。川上と穴澤は国士に向う。轟は流局で優勝なのでアガリには向かわない。14巡目に佐久間に待望のテンパイが入る。 ドラ ツモを切ってリーチ!! 2014年度マーキュリーカップ優勝はプロ協会、佐久間弘行。 優勝 佐久間弘行 +87.6 (敬称略 全試合終了時)
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