2015クライマックスリーグレポート |
皆さんこんにちは。B級ライセンスの渡辺太郎です。2015年度クライマックスリーグの観戦記を務めさせていただきます。クライマックスリーグはRMUリーグ上位者と長崎RMUリーグチャンピオン、前期・後期R1上位者で二日間かけて行われる。
2015年度クライマックスリーグの参加選手は、 第7期RMUリーグ優勝の阿部、2位の松ケ瀬、3位の谷井。 この8名となった。 私にとっては初めてのクライマックスリーグ出場であり、期待と不安が入り交じる思いであった。自身の結果を先に言うと、正直実力不足を痛感させられるものとなった。今回の経験を生かせるようにもっと勉強して必ずリベンジしたいと思う。 さてここでは9、10回戦の模様をメインにお送りさせていただく。 8回戦終了時点のポイントは以下の通り。 1位 岡澤+92.9 となった。 岡澤、江澤が優勝すれば昨年度の松ケ瀬に続きRMUリーグ進出となる。 9回戦 起家から江澤-谷井-阿部-岡澤 東1局 親 江澤 東2局 親 谷井 ドラ 岡澤がピンズのチンイツ、江澤がソウズのホンイツに向かう。 先にテンパイしたのは江澤。 ポン チー ドラすぐに岡澤も追いつき場に緊張感が増す。 チー チー ポン ドラ谷井もテンパイするがどちらにも危ないを掴んで撤退。 終盤江澤がをツモり2000.4000のアガリとなった。 東3局は親の阿部が3巡目にメンタンピンリーチ。 東3局 1本場 ドラ これに江澤が追いつく 阿部がを掴み江澤が2600は2900のアガリ。 東4局 親 岡澤 ドラ 谷井が仕掛けテンパイ。 ポン ポン ドラさらにを加カンし、次巡をツモってきた所で切りでテンパイを崩しホンイツに移行。 その直後完全イーシャンテンの阿部がドラの切り。谷井にとっては裏目の選択になってしまった。 そして岡澤、江澤にテンパイが入り2軒リーチ。 岡澤 ドラ 江澤がハイテイでを掴み、裏ドラも乗り岡澤が12000のアガリ。 東4局1本場は岡澤、谷井の二人テンパイで流局で2本場 ドラは。 岡澤が仕掛けを入れタンヤオトイトイのテンパイを入れるが阿部が追いつきダマテン。岡澤からが出て8000は8600のアガリ。 阿部 ロン ドラ 東場を終わって各者の点棒状況は 南1局 親 江澤 ドラ 続く1本場 江澤がドラのをポンして待ちの一通テンパイ。 谷井も 南2局は親の谷井の一人テンパイとなり流局。 1本場 ドラ 南3局 親 阿部 ドラ 親の阿部に大物手が入る。 4巡目 このイーシャンテン 岡澤が追いつき待ちのリーチ。リーチの現物のを江澤が放銃。阿部の12000のアガリ。 1本場 ドラ 岡澤がを仕掛け、3900を阿部からアガリ、トップの阿部まで1900点差まで詰め寄る。 南4局は谷井の一人聴牌となり終局。 阿部427 9回戦終了時のトータルポイントは、 1位 岡澤+108.7 となった。 10回戦の並びは起家から江澤-阿部-谷井-岡澤 東1局 ドラ 岡澤が ドラ このテンパイを果たす。 阿部もホンイツで追いつくが、岡澤がをツモり優勝に近づく大きな2000.4000 東3局 親 谷井 ドラ 谷井が阿部の現物待ちので12000のダマテン。しかしこれは流局二人テンパイ。 続く1本場は、岡澤が1300は1600で局を進める。 東4局は阿部の一人テンパイで南入。 南1局 1本場 親 江澤 2本場 ドラ 江澤が8巡目リーチ がフリテンだが4枚山のリーチ しかしつもれず、谷井もテンパイを入れまたも二人テンパイ。 3本場ドラ 谷井が4巡目リーチ ドラ親を絶対に落とせない江澤がを打つが、谷井はこれを見逃し。そして江澤が追いつく 阿部も追いつき3人テンパイになるが、江澤がをツモリ1300は1600オール。 江澤の親を2600で流すよりも、江澤に連荘してもらい岡澤との着順差つけやすくするという谷井の狙いが垣間見えた。後で聞いて見たところツモった時以外はアガるつもりがなく、岡澤を降ろすためのリーチであった。 4本場 ドラ 阿部がリーチ 江澤も追いつきリーチ 江澤のは純カラで阿部の勝ちかと思われたが、2軒リーチに手詰まった岡澤が当面のライバルの阿部の現物で放銃。 このアガリで江澤がこの半荘トップ目に立ち、阿部、谷井にとっては岡澤との着順差をつけやすくなった。 5本場 ドラ これを阿部からアガリ5200は6700 南2局 ドラ 谷井がダマテン 親の阿部が追いつきリーチ。 谷井は岡澤からの直撃狙いでダマテン続行。16巡目にハネ満ツモ狙いのツモ切りリーチ(一発と海底がある)。 しかし流局で二人テンパイ 1本場 ドラ 谷井が このダマテン 阿部からが出るが谷井は見逃し。山越しで岡澤からが打たれ谷井が5200は5500を直撃。谷井の渾身のアガリ。 南3局 親 谷井 ドラ 谷井が2巡目リーチ。 ドラ をツモアガリ。裏ドラも乗り4000オール 1本場 ドラ 11巡目またも谷井がリーチ。 ドラを一発ツモ。2000は2100オール。 これで岡澤との差をさらに縮める。 2本場 ドラ 岡澤がピンフを谷井からアガり、谷井の親を落とす。 南4局 親 岡澤 岡澤はよほどのことがない限りアガリに向かわないため、これが事実上の最終局。 谷井が12巡目に以下のテンパイでリーチ。 一発裏1か裏2条件のリーチ。 しかし谷井のツモ筋にはおらず流局。 2015年度クライマックスリーグ優勝は岡澤和洋プロとなった。 終始安定感があり、勝負所の強さ、戦い方はさすが岡澤プロというところを見せてくれた。 『【優勝コメント】
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