2011ヴィーナスカップ優勝は最高位戦柳井隆道プロ! |
5月29日(日)スプリントカップ第2戦ヴィーナスカップが行われた。 予選、準決勝を勝ち抜いたのは以下の4名。 予選1位 仲川翔 決勝戦はポイントが半分になって行われるので、 並びは起家から、柳井、三上、仲川、松原。 東1局 この手をリーチでツモあがる。 一発裏ドラなしのルールにおいて、この1300,2600はかなりのアドバンテージといえる。 東3局1本場 親番かつ先制である利を生かした現代風のリーチといえるが、 この局は仲川と柳井の二人聴牌で流局。 次局は柳井が松原のリーチ宣言牌を捕らえ、8000点の出アガリ。 東4局 色かぶりということもあり、冷静にダマテンを選択し、 南2局 決定打ともいえるアガリ。 この後、オーラスで起こることはこの時点で誰も想像できなかっただろう…。 南4局 オーラス1本場を迎えて、点棒状況は以下の通り。 仲川47,600 柳井32,800 三上22,100 松原15,500 そして優勝の条件は、 まずは仲川が2巡目にを仕掛ける。 ドラバックのイーシャンテンだが、ドラの放し所が難しい手牌である。 続いて柳井がポン 条件を考えると、なかなか仕掛けづらい牌姿ではあるが、 この仕掛けで仲川は役なしのほうのを持ってきてしまう。 ドラ柳井のピンズの仕掛けも入った以上、ドラとピンズは切れないので そしてその柳井がを切ると、仲川はこれをポン。 柳井も驚いた様子でこのをポンして聴牌。 次巡、仲川はを掴む。
決勝の舞台はそれまでの戦いとは違う、異色の場である。 多くのギャラリー、採譜者、立会人が 4人の摸打に釘付けになるのだ。 しかし、あえて厳しく書くが、 仲川にはRMUのプロとして、堂々と普段通りに戦って欲しかった。 この敗戦が仲川の今後の競技生活において、 文責・壽乃田源人 |