|
選手名 |
合計 |
1回戦 |
2回戦 |
3回戦 |
4回戦 |
1 |
阿部孝則 |
133.9 |
44.2 |
50.3 |
69.2 |
▲29.8 |
2 |
多井隆晴 |
12.8 |
10.5 |
▲19.3 |
▲6.1 |
27.7 |
3 |
藤中慎一郎 |
▲65.9 |
▲2.6 |
▲34.0 |
▲21.1 |
▲8.2 |
4 |
河野高志 |
▲80.8 |
▲52.1 |
3.0 |
▲42.0 |
10.3 |
もう4月も終わりだというのにこの寒さは何だろう?
本格的な春到来はいつになることやら。
さて、待ちに待ったRMUリーグの開幕。
今期のRMUリーグはS級ライセンス多井隆晴、阿部孝則、河野高志、そしてA級ライセンス藤中慎一郎の4人で4半荘×10節の計40回戦で行われる。
対局前は軽く談笑などをし皆リラックス状態。
しかし内に秘める思いは、定刻が近付くにつれ着々と燃え上がってきているだろう。
孫子曰く『彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず』
敵を知り己を知ったうえで戦えば負けにくいという意味だが、この4人は麻雀でもプライベートでもかなり付き合いが長い。
お互いの癖、性格は熟知しているだろう。
しかし互いに日々進化している。
各々のデータに無い新しい成長部分がどう影響してくるだろうか。
そして定刻、戦いが始まった。
まずスタートダッシュを決めたのは阿部。
というかロケットスタートと言ってもいいだろう。
手の入り方が尋常ではない。
早く、そして打点が高いのだ。
他の人達からすれば「勘弁してくれ」といった感じがしばらく続く。
開幕から3連勝、それもすべてが特大トップで、3回戦終了時には160ポイント以上の大爆発。
4回戦目は多井が一矢報いて阿部をラスにするも、第1節から+133.9という記録的な大量リードとなった。
阿部「20年の競技生活の中で、1節でここまでプラスしたのは初めてです。
正直、今日は出来すぎでしたね。
まだ先は長いので、2節以降も気を引き締めていきます。」
対して本日+12.8で終了したディフェンディングチャンピオンの多井。
最後にトップを取りなんとか浮きに転じたが、全体的にジッと我慢していた印象。
しかしこれだけ出来の良い人間がいてもプラスにまわるあたりはさすがの一言である。
△65.9で終わった藤中は我慢しつつも、多井のようにアガリに結びつけられなかった。
最後に△80.8で出遅れてしまった河野。
序盤で阿部への手痛い放銃がいくつかあり、それが最後まで響いてしまった。
初日は阿部の一人舞台といった感じで終了。
しかしまだ1節が終了したばかり。
まだ残り9節もあるので、これからの戦いが楽しみである。
対局後は卓のまわりで談笑しながらリラックスタイム。
麻雀から離れれば仲のよい仲間である。
くだらない話や麻雀の話で会話が盛り上がり、笑いが絶えない。
このギャップが私はとても好きなのだ。
ハイレベルな麻雀とこの会話を楽しみたい方は、是非とも次節以降、会場に足を運んで頂きたい。
文責 石川泰之