12月18日、今年最後となるスプリントカップ、ウラヌスカップが開催された。
この日は一発ウラドラのあるRMU公式Aルール。
スプリントファイナルへの参加権利を手に入れるためのチャンスは、残すところ2回。
果たして誰が歩を進めるのか。
さて、今回決勝に残ったのは、コウ、荒井節子、小林景悟、鈴木大成。
予選、準決勝でのポイントを半分にしたそれぞれの持ち点は、以下の通り。
コウ +72.8
荒井 +64.7
小林 +47.8
鈴木 +46.7
コウは予選で大三元をアガるなど150近いポイントを叩き、
その勢いには目を見張るものがある。
一方、準決勝を見回った感想では荒井の牌勢が素晴らしかった。
決勝開始前の筆者の優勝予想は荒井。
さて、結果はどのようになるだろうか。
並びは起家から、荒井、コウ、小林、鈴木となった。
現状4位の鈴木がラス親なのは一番やりやすいのではないか。
東1局、コウの1人テンパイスタート。
東2局、荒井の先制リーチ。
            ドラ
これをあっさりツモり上げ、裏ドラが で2,000-4,000は2,100-4,100。
早速コウにカブらせてトータルトップに立つ。
東3局、小林の親はあっという間だった。
鈴木の2巡目リーチ、そして一発ツモ。
            ツモ ドラ
裏ドラはのらなかったが1,300-2,600となった。
東4局、ここでは小林が僅か5巡でテンパイを入れる。
            ドラ
2巡後、1枚切れの に待ちをかえてリーチ。
だがコウもこのリーチを受け、丁寧に打ちまわして追いつく。
           ドラ
するとさらに、親の鈴木もリーチで追いかける。
            ドラ
しかしその瞬間、一際大きな声で小林がツモの声。
裏ドラは乗らなかったが、大きな3,000-6,000だ。
南1局、ここでは親の荒井に配牌でドラがトイツで入り、
なんとかアガりたい勝負所となる。
             ドラ
この配牌から 、 、 、 と引き、なんと6巡目で18,000のテンパイ。
            ドラ
これにイーシャンテンだったコウがドラの をツモ切り、突き刺さった。
南1局1本場。
局は長引き、鈴木が残りツモ1回で一発ハイテイ狙いのリーチを掛ける。
             ドラ
ここから 切りリーチ。
より か がいると読んだのだろうが、いささかやり過ぎな感も否めない。
しかしこのリーチにより、テンパイの入っていた親の荒井を降ろすことに成功し、
コウと2人テンパイで流局する。
南2局2本場。
この親番を手放すとほぼ終わってしまうコウが、12巡目に逆転をかけリーチと出た。
            ドラ
しかし小林がこっそりテンパイを入れ、トップ目の荒井から1,600は2,200をアガる。
南3局、小林は13巡目にこの手牌。
             ドラ
ここから、小林はなんと打 。
すると次巡、 を引き入れ、八切りでドラ単騎リーチと出る。
結果、 をツモって裏ドラ での6,000オールとなった。
1本場、2本場は流局。
3本場、ダブ南をポンした鈴木が親を落とす。
そしてオーラスへ。
点棒状況は、以下の通り。
小林 63,700
荒井 42,500
鈴木 20,500
コウ ▲1,700
この点差では、親の鈴木はひたすらアガることのみが目標となり、
ドラを重ねた所で必死に仕掛けて出る。
            ドラ
ここからなんと をポン。
すると直後にドラがアンコになる。
「これはもしや、うまくいくのか…」
と思うも、そこからまったく有効牌を引かない。
終わってみれば、小林と荒井の2人テンパイで終局した。
優勝は、小林景悟。
「ダメでもともと、行けるとこまで行こうと思ったのが良かったです。
泥臭くやれることをやろうと思いました」
まさにいけるとこまで行って逆転勝利を飾った。
これで残り1回を残し、
スプリントファイナルへ向けたポイントのボーダーは11ポイントとなった。
最終戦は2月13日のネプチューンカップ。
今からもう待ちきれない選手もいるだろう。
果たしてファイナルに進み、制するのは誰になるのか。
(文中敬称略 文責 渡辺 卓也)
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