2012RMUリーグ開幕!!
天候にも恵まれ、汗ばむ陽気の中、第1節が始まった。1回戦起家から、阿部、多井、河野、谷井。

東2局 1本場

 ドラ

この配牌の南家河野、ツモがきき、7巡目テンパイ。

ドラ ロン

イーシャンテンの阿部がをツモ切り、8000は8300。

東3局

南家谷井の先制リーチ、北家多井が追いつくも、テンパイ打牌が放銃となり、ウラドラ乗らずも3900。

ドラ ロン

東4局

南家阿部のリーチが10巡目に入る。

ドラ

この形のツモり四暗刻。山にが1枚残り。

鳴きを入れている西家多井、北家河野もタンピンドラ1で追いつき、まるで3軒リーチの様にツモ切りを繰り返す。決着は15巡目、河野のツモ切ったが多井へ放銃となり2600。

 ポン チー ドラ ロン

南1局

谷井2度目の先制リーチ。

ドラ

しかし、先にテンパイの多井が現物のでロン。

 ポン ドラ ロン

南3局

10巡目に北家多井、次巡西家阿部で2軒リーチ。

多井から阿部へ8000放銃となる。

 ドラ ロン

この局の14巡目、トップ目親河野にテンパイが入る。

阿部のドラトイツ以上が濃厚で、も2枚切れのため、ダマテン。もしリーチをしていたら、を頭ハネできていた。みなさんは、リーチ、ダマテンどちらを選択されますか?

南4局

親谷井、トップ河野に3000点差まで詰め寄るも届かず。

2回戦

起家から、河野、谷井、阿部、多井。

東1局 1本場

全員手が遅く、親河野が14巡目リーチ。

ドラ

次巡、谷井もリーチ。

ドラ

両者が山に残っていると読んでのリーチ。2枚残りのこの牌を引き寄せたのは谷井。

ウラドラが3枚で、3000、6000は3100、6100。

東2局

親谷井がリーチでツモアガる。

 ドラ ウラドラ ツモ

ウラドラ1枚で2000オール。

東4局 1本場

親多井に配牌ドラトイツのチャンス手。
ドラが暗刻になってテンパイが入る。

 ドラ ロン

シャンテン数を読み違えたか、河野が放銃し12000は12300。
次局も多井の早いチートイツに捕まり、河野は二局連続の放銃。

南1局 4本場

 ドラ

親で上記の配牌の河野。2巡目、4巡目をツモり、

 ドラ

ここから、から積極的に仕掛け、その後のツモはでテンパイが入り、すぐさまツモ。ホンイツトイトイ三暗刻の6000は6400オール。

南4局

親多井がリーチ。

 ドラ

「アガればトップ」の谷井も追いかけリーチ。しかし決着つかず流局。

次局も、谷井がリーチでツモり、トップ。

 ドラ ウラドラ ツモ

3回戦

起家から、多井、阿部、谷井、河野。

東1局

親多井、配牌ダブとドラがトイツ。2巡目に早くもダブが暗刻になる。9巡目に場に3枚目のを鳴き、テンパイ。

 チー ドラ

しかし、ここは河野が300、500をツモる。

 ドラ ツモ

東2局 1本場

親の阿部、5巡目リーチ。

 ドラ

河野も9巡目に追いかけリーチ。

 ドラ

阿部6枚、河野3枚残りの勝負、結果は河野に軍配が上がって8000は8300。

 ドラ ウラドラ ロン

東4局 2本場

なんと西家阿部2巡目テンパイ。

 ドラ

6巡目、ツモでリーチ。

 ドラ ロン

8000は8600。

南1局

阿部にタンヤオドラドラの手が入り、を仕掛け、イーシャンテン。

 ポン ドラ

次巡、ツモ切ったに、河野からロンの声。

 ドラ ロン

この12000のアガりで50000点オーバーとなる。

南3局 2本場

11巡目のに多井からロンの声。5200は5800。

 ドラ ロン

若手に多井自身が常々教えている通り、役牌とドラのシャンポン待ちは枚数との兼ね合いもありダマテン。これをキッチリとアガる。

オーラスは多井、阿部の1500点差の3着争い。
阿部がアガり、3着浮上。

4回戦

起家から、阿部、多井、谷井、河野。

東2局 1本場

南家谷井、マンズのホンイツへ。イーシャンテンでツモ切ったを親の多井がポンでこの形。

 ポン ドラ

終盤ツモ、谷井の現物のを打ちテンパイ。

続いて、谷井も打でテンパイを取る。

 ポン ポン ドラ 打

そして、谷井のハイテイでをツモり、長考。打とするが、この牌に多井の声がかかり、12000は12300。

 ポン ドラ ロン

対局後、この切りが甘かったと話していた谷井。確かにこの牌を絞っていれば、また違った展開になっていたかもしれない。

東3局 1本場

谷井、河野の2軒リーチ、勝ったのは谷井。またウラドラがのり、4000は4100オール。

 ドラ ウラドラ ツモ

東4局 3本場

親の河野、11巡目リーチ。

 ドラ

北家谷井、メンホンの追いかけリーチ。

 ドラ

同テンをツモったのは河野。ウラドラ乗らずも、4000は4300オールで、この半荘3度目の親満が炸裂。

南4局 2本場 供託2000

河野、多井のトップ争い。テンパイノーテンで入れ替わり、多井トップで、対局が終了した。

トータルポイント
河野 +63.5
谷井 +36.5
多井 ▲24.6
阿部 ▲77.4

リーチ回数は、8回から10回と4者に大きな差はなかったが、ウラドラ枚数が、谷井7枚、河野2枚、多井と阿部に至っては、1枚も乗らずという結果。谷井のウラドラが強く印象に残る一日だった。


文責・山下健治