RMUリーグも今回で4節目。
すでに河野が独走状態に入っている。3節までの合計
河野高志 |
233.5 |
多井隆晴 |
▲30.2 |
谷井茂文 |
▲33.9 |
阿部孝則 |
▲169.4 |
4人のリーグ戦とはいえ、このスコアの差は異例である。
今節を含め残り7節ある。
三者としては少しでも河野のポイントを削っておきたい所である。
1回戦
開局早々谷井にチャンスが訪れる。
7巡目
            ドラ
親が河野ということもあり、絶好の被せ所であると思えたが、谷井はダマテンを選択。
河に目をやると、なるほど高めの が三枚切れである。
安めがドラの であることを含め、ダマテンがベストと判断したのだろう。
しかし私には、形勢も見えていない開局としては消極的に感じてしまった。
ここは空振り覚悟でリーチにいき、
トップ走者である河野に少しでもプレッシャーをかけるべきではないだろうか。
消極策を選択した谷井を嘲笑うかのように次巡のツモは 。
世が世ならハネマン親被りの可能性もあった河野は対局後に、
「正直、あのダマテンは助かったと思ったよ」
と語っている。
麻雀は、心理的な部分も結果に大きく影響を与えるゲームである。
5200加点したとはいえ、
相手に助かったと思わせるアガリでは、有利になったとはいえない。
次局の河野が手にした配牌が以下。
            ドラ
ここから親の第1打の を仕掛ける。
ターツも確定しておらず、ややラフな仕掛けであるが、
         ポン  ツモ ドラ
あっさりとマンガンに仕上げてしまう。
前局がハネマン親被りであったなら、おそらく河野は に声は出せなかったに違いない。
勝負は様々な要因が絡み合って、一つの結果を生み出す。
それがよくわかる1局である。
東4局に谷井が阿部から7700を出アガリトップ目に立つが、
続く一本場に河野の強烈なアガリが炸裂する。
            ツモ ドラ
僅か7巡目の出来事である。
これが決まり手となり1回戦は河野が制す。
今期の河野は強い。
押し引きが良い時の河野に戻ってきたことが好調の主な要因ではあるが、
さらに牌勢の後押しまであるとなると他3者は非常に苦しい。
しかし2回戦は河野の好きにはさせないとばかりに多井が猛チャージ。
8局中4局アガリ、6万点オーバーの大トップ。
だが多井台風の中でも、1回戦の貯金がある河野は冷静に対処し、3着で踏みとどまる。
逆に阿部は半端に手が入るがゆえに、前に出させられる形で手痛いラスを引いてしまった。
今期の阿部はらしくない淡白な放銃が目立つのが気になる。
続く3回戦。
東1局から河野の満貫ツモスタートで、「またしても河野か」という空気が漂う。
しかし、南3局に多井が、
            リーチツモ ドラ 裏
この豪快なアガリで捲り、2連勝を飾る。
最終4回戦
東場はそれほど大きな点棒移動もないまま、南1局河野の親番を迎える。
ここはあっさりと親を落として河野のビックイニングだけは防ぎたい所。
しかしそんな三者の思いもむなしく河野はアガり続ける。
まずは多井の仕掛け、谷井のリーチを物ともせず、
            ツモ ドラ
この2600オールを決めると…。
次局は先制リーチの阿部から圧巻の18000で勝負あり。
            ロン ドラ
第4節結果
|
選手名 |
合計 |
1回戦 |
2回戦 |
3回戦 |
4回戦 |
1 |
河野高志 |
72.4 |
39.4 |
▲18.0 |
5.1 |
45.9 |
2 |
多井隆晴 |
45.2 |
▲33.9 |
50.0 |
24.0 |
5.1 |
3 |
谷井茂文 |
▲24.8 |
12.4 |
5.3 |
▲24.6 |
▲17.9 |
4 |
阿部孝則 |
▲93.8 |
▲17.9 |
▲37.3 |
▲5.5 |
▲33.1 |
4節までの合計
河野高志 |
305.9 |
多井隆晴 |
15.0 |
谷井茂文 |
▲58.7 |
阿部孝則 |
▲263.2 |
終わってみれば今節も河野が70ポイント上乗せで、さらに差が開いてしまった。
ここまでポイントが離れてしまうと、
河野は常に余裕がある打ち回しが出来るので、なかなか崩すのは難しい。
今後は三者で協力して、河野を苦しめる必要があるだろう。
次節以降、三者がどのように河野の牙城を崩していくのかに注目である。

文責:壽乃田源人
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