1月15日、RMUリーグ第9節が行われた。
前節までの成績
阿部孝則 124.7
多井隆晴 103.1
河野高志 72.6
藤中慎一郎 ▲312.4
次節が最終節なだけに、今回は非常に重要な対局になるのは間違いない。
定刻通り対局が開始された。
一回戦。
東1局起家阿部の5巡目リーチに河野のが捕まり7700。
このリーチはシュンツ手にしか見えない捨て牌なだけに、
このまま阿部が好調を維持し突き抜けるかの様に思えた。
しかし次局、1巡目、3巡目と果敢に仕掛け、
結果400 700は500 800をツモり、この親を流した多井が印象的だった。
この親落としが良かったのか、この後も1600 3200。
7700、1000は1600、 6400、2600オールと、
怒涛の攻撃で終わってみれば多井は59100点の大トップ。
阿部は32100点の2着となった。
この後も多井が優勢に進め、場を制していく。
阿部も引き離されないように、粘り強く必死についていく。
河野、藤中は終始、先手を打たれ、見せ場なく今節を終えた。
今節の成績
阿部孝則 36.5
多井隆晴 54.5
藤中慎一郎 ▲9.9
河野高志 ▲81.1
トータル成績
阿部孝則 161.2
多井隆晴 157.6
河野高志 ▲8.5
藤中慎一郎 ▲322.3
終わってみれば、阿部、多井が着々とポイントを上乗せして、
次節は一騎打ちの図式が濃厚となった。
ここで個人的に一番印象に残った局面を1つ。
2回戦の南3局11巡目ドラ
多井がの形の待ちのピンフを、
前巡からダマテンにしているのだが、次巡2枚切れのドラのをツモり、大長考。
さすがにこれ以上は三味線行為では?と心配したが、その疑問はすぐに解消した。
結果、をツモ切ると、対面の阿部が手牌を倒した。
12000。
単騎のマンズのメンホンイーペーコだった。
局後、多井は、
(やはり単騎でリーチだったか)
と反省していた。
阿部の手牌はドラ以外全てマンズだったので、
ドラ単騎でリーチなら多井のアガリになっていたかもしれない。
私ならこのは、ノータイムでツモ切るだろう。
この1局に阿部は勿論の事、多井の強さを見せ付けられた。
この様な闘牌が見られるRMUリーグも、あと1節となった。
次節の最終節も、目が離せない戦いになりそうだ。
文中敬称略 文責:萩原亮
最終節は2月11日(金祝)、11時より柳勝どき店にて行います。
是非観戦にお越しください!
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