第5期 RMUリーグ第10節レポート |
RMUリーグ第10節のレポートを湯澤栄鎮がお送りします。
___ RMUリーグ最終節。やっとこの日がきた。 前日が記録的大雪だったため、1時間早く会場入りするとすでに多井と阿部が来ていた。やはり時間には気を遣っているようだ。 その後、河野、谷井と順番にきた。 各々、一生懸命いい対局をしよう。そう約束を交わし対局室に入っていった。 下記は試合前、それぞれのコメント。 河野 一回戦 今日最初のテンパイは河野だった。 ドラ四 ドラこれをダマテン。河野高志は荒い麻雀と思われがちだが、それは全く違う。凄く繊細な麻雀を打つ。 そこに多井がリーチ。 これを受け、一発でドラを引き河野は撤退。 河野が先制リーチをかけていれば、河野は多井の当たり牌の待ちをひかずに待ちをツモっていた。 しかしそんなギャンブルをするような人ではない。河野の強みはやはり受けているときである。ここは多井の一人テンパイ。 ここから多井の進撃が始まる。 2600は2700オール。 1人テンパイ。 河野から12900のアガリ。 多井隆晴は、自分より優れている部分があると判断すれば誰からでも学び、日々成長していくモンスター。 東1局 4本場 阿部が早々にとをポン。谷井だけは満貫のテンパイを取ることも可能だったが、阿部にション牌のを打てなくて回った。 阿部は我慢強い。よくそういわれている。我慢強いのはたしかだろう。しかし近年の阿部は優柔不断。そう見えるときがある。 周りの変化に対応しようとして、自分がわからなくなってしまったのかもしれない。 年末頃から吹っ切れたように成績を良くしていった。彼の強みは、私は一歩前に出た時だと思っている。この局は阿部の一人テンパイ。 南1局 ドラ ドラここにドラを引きリーチ。 最後の男でもあり前年度のチャンピオン、谷井茂文。 RMU初のライセンスBからライセンスAまで登りつめた男。彼の麻雀スタイルは、場況を立体的に判断し門前でリーチを打つ、イメージはこうである。 今年は前年に比べ谷井らしくないところを何度かみてきた。 私はふと聞いたことがある。谷井さんらしくないイメージがあります。そういうと彼はこういった。 オーラス河野が満貫をツモり、ラスから3着に。この満貫はポイント以上に気持ちに余裕ができただろう。 2回戦 東場は小場な展開を河野が制すも、南場に入り突然やってくる荒れ場!! 南1局。まずは阿部がドラドラチートイツをツモり2000.4000 3200は3300オール 4本場になり、やっと阿部が谷井から2000は3200をアガり、谷井台風は終わる。辛いのは親番もない多井だ。 オーラス親番の阿部が先制リーチを打つも、多井が逆転手を作り追っかける。これは流局。 3回戦 東場は河野が満貫を2度もアガり、南場に入る。 ここまで燻っていた多井にやっとチャンス手が入る。 南1局 阿部 12巡目リーチ。 親の多井 これは14巡目リーチ。 ここだけはなんとしてもツモりたい多井。先に阿部が掴みそっと河に置いた。裏も乗り大きな18000。しかしこれは河野にとっては有難い。次局谷井があっさり多井の親を蹴る。 南2局ドラ 親の阿部 リーチ、1人テンパイ 南2局1本場 供託1本。 ドラ 裏 親の阿部が6巡目に高め三色をリーチ。 すぐにをツモり4100オール。 南2局 2本場 ドラ 多井から1500は2100をアガリ。 南2局 3本場。 多井わずか2巡目にして高め三色リーチ。 ドラ阿部も3巡目にしてテンパイ。 ドラ多井の現物でもあるのでダマテンでツモ。 700は1000オール。 南2局4本場 阿部7巡目にリーチ。 アンカン ドラ筋のを河野が切り13200放銃。 阿部タイムが終わらない! 箱を割っていた阿部がもう32900点持ち。 南2局 5本場。 やっと多井が阿部の親を流す満貫ツモ。 南3局 1本場。 10巡目に河野リーチ。 ドラ同巡多井も追っかける ドラもしここで河野が掴めば、多井は優勝にかなり近づく! 本当に最後の戦い。 ハイテイは河野。牌を引くとそこにはドラ 河野はそっと牌を置いて3100.6100。 オーラス多井が1300をアガって3回戦終了。 4回戦 各々が来期へ向けた麻雀を打つ。結果は見えているかもしれない。しかし決して自分の麻雀を妥協しない4名だった。以下、私からのメッセージである。 4位 3位 2位 第5期RMUリーグチャンピオンは河野高志。 やっとの思いで観戦記を書き終わる事ができました。 第6期RMUリーグから全節ニコニコ生放送で放送することが決まっていますので、ぜひ見てください。 最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。 次回はもう少し面白く書けるよう頑張りたいと思います。
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