2012ジュピターカップ優勝は横山海渡さん!
 

9月17日、前日までの大雨が明け方にやみ、さわやかな天気のもと、スプリントカップ第5戦、ジュピターカップが行われた。

この日は一発裏ドラなしのBルール。
予選では一回戦から四暗刻、二回戦国士無双、三回戦では緑一色と役満が飛び交った。

決勝まで勝ち抜いたのは一般から只野、牧野、横山、そしてRMU代表の多井。
多井は若干の点差をつけなければいけないが全員がトップ条件。
栄光をつかむのはだれか。

起家から横山、多井、只野、牧野。
牧野が果敢に仕掛けるが、その仕掛けにより親の横山からリーチが入る。

ドラ

これに飛び込んだのは牧野。3900のリード。

一本場で再び横山がリーチと攻める。
そこに追いかける多井のリーチ。
只野が多井の宣言牌を仕掛け、本来横山のツモだった牌が多井に流れ多井の放銃。

ロン

で12000は12300の強烈なアガリ。

このまま行かせるかと牧野が2000は2600。

多井の親。

配牌にもツモにも恵まれあっという間に、

ドラ

このリーチから1300オール。

一本場で牧野が仕掛ける。多井から早い巡目にポン。

この時点での牧野の手牌は

えっ!? と、目を疑うような仕掛け。

しかしこの後のツモが

ロン ポン

この5200は5500。この男には何が見えていたのか。

東三局。横山が局を消化しにいく。
ドラ受けの両面を嫌って、アガりやすい方へ寄せて1000点。

東四局。ここも横山の軽快な仕掛けで
チーポンチー ドラ
この2000点テンパイ。

ここに親の牧野からリーチ。が、横山は怯まない。
ドラの六を引いてシャンポンに受け換え無筋を四枚押し切り、ドラをツモり決定打となった2000-4000!!

南場に入り多井が親でアガるが次局あっさり親落ち。
只野の親は牧野が3900は4800。
ほぼ一騎打ちとなったオーラス。
牧野が二本場まで積み追いかけるが、
多井がスプリントファイナルを見据えて、3着に上がる8000は8600でゲームセット。

横山が初出場、初優勝を飾った。
「慶應大麻雀研究会で勉強してきたことが役にたって優勝出来ました。どやぁ!」


文責:渡辺卓也