第6期 RMUリーグ第4節レポート
第6期RMUリーグ4節の観戦レポートを、B級ライセンスの石川泰之がお送りします。実は筆者はニコニコ生放送初登場になるのですが、あまり緊張はしませんでした。

周囲からは「リラックスし過ぎ!」と良く言われます(笑)。

さてさて、前節までの結果は以下の通り。

多井隆晴 +37.8
谷井茂文 ▲4.5
河野高志 ▲9.4
阿部孝則 ▲23.9

全10節のうち3節を消化したわけですが、上下の差が約60ポイントとまだまだ全然先の見えない状況となっております。

今日一日で順位が逆になる可能性もあるので、見ている側としては非常に面白いでしょう。

1回戦

起家から谷井-河野-多井-阿部

東1局 ドラ

まずテンパイしたのは多井。

4巡目
多井 ツモ ドラ

ここから役無しのテンパイを取るも、次巡のツモで打でイーシャンテン戻し。

更に次巡ツモで打のテンパイ取らず。マンズのの四連形とを浮かせた形を残してアガリやすい形に持っていく多井らしい打ちまわし。

11巡目にを引き満足のいく形になったのか、ここでリーチ宣言。

多井 ツモリーチ ドラ

いつリーチがきてもおかしくない多井の捨て牌に合わせて、三者はすでに受身の形を整えている。

14巡目

多井 リーチツモ ドラ 裏ドラ

裏ドラは乗らなかったが1000,2000のアガリ。

2局は阿部が河野からピンフのみの1000点のアガリ。

東3局は多井が親で1フーロのタンヤオドラ1を谷井から2900のアガリ。

東3局一本場 ドラ

阿部の1巡目

ツモ ドラ

この形からうまくソーズと字牌をまとめあげホンイツで満貫をアガリきる。

17巡目

阿部 ポン ツモ ドラ

阿部もこの配牌をホンイツに仕上げるとは……。いい感じ!

東4局 ドラ

谷井の配牌が面白い

1巡目

ツモ ドラ

そして2巡目にツモで打! チートイツを見ながらマンズのホンイツもしくはチンイツか? ドラがなだけに一色手はしないか?

谷井が6巡目にドラのを切り出して8巡目に下の形。

8巡目

谷井 ツモ ドラ

ここからをツモ切り。

捨て牌がドラも切られていてかなり異様になっているのでここまできたらチンイツに向かってもいいと筆者は思った。

しかしこの後の谷井のツモがマンズは引いてくるものの、うまくかみ合わずに谷井の一人テンパイで流局。

最終形

谷井 アンカン ドラ

このチャンス手を仕上げられなかった谷井の心境は如何に。

南1局1本場 ドラ

ここまでおとなしかった河野がついに動く!

ダブから果敢に仕掛けて6巡目にはこの形。

河野 ポン ポン ポン ドラ

非常に迫力のある仕掛けである。

ドラがだけに倍満、いやMAX三倍満までありそうな仕掛け。こんな仕掛けをされてしまっては他の三者は容易に攻められないだろう。

この大胆な仕掛けをできるのが河野の強さでもあるのだ。

最終形

河野 ポン ポン ポン ドラ

結果はアガリ点より高い一人テンパイで流局。

しかしながら、河野がテンパイで切ったドラのからの目まぐるしい展開や心理的駆け引きなどが垣間見えて、非常に見ごたえのある局となった。

紆余曲折ありオーラス。

阿部 338
多井 336
谷井 285
河野 241

多井はアガリトップなので積極的にのバック仕掛けをしていく。阿部もアガられれば2着になってしまうので字牌は絞っていられない。

そんな多井の思惑通り阿部からがポンできる。

その後阿部が粘るも、多井が阿部から1000点をアガッてトップで一回戦が終了。

オーラスの競っている局面での攻防であった。

2回戦

起家から谷井-河野-多井-阿部

谷井が親で効果的なアガリはないものの連荘して3本場。そろそろ親を流したいと思っているであろう三者。谷井がこの局も早いが、河野が先制でリーチ。

5巡目

河野 リーチ ドラ

この時点で、河野のアガリ牌は多井の手の内に2枚で山に残り1枚。そして早かった親の谷井が8巡目に追いつき追っかけリーチ!

谷井 ドラ

この後、多井が、河野のアガリ牌であるをアンコにしたが、二軒リーチに挟まれアンコのを切って河野に放銃。

1300は2200ではあったが、多井からすれば安い通行料であっただろう。

2回戦は決定打がでないままあっと言う間にオーラス。

河野 376
谷井 313
多井 310
阿部 201

1回戦のオーラスと似ている状況。この局も着順を一つでも上げたい多井がバック仕掛け。

阿部も親であり、中張牌であふれている手牌に字牌は無用。役牌のをポンできたが、この局は西家河野が待ったをかける。

6巡目

河野 リーチ ドラ

リーチ宣言牌がでアガリ牌のは一枚切れずつ。

そこへ好形イーシャンテンの谷井が自分で切っているを一発で掴んでしまい放銃。

なんと裏ドラがで12000! 谷井は2着からラスまで落ちてしまった。河野は1回戦がラスだっただけに嬉しいトップ。

3回戦

起家から阿部-谷井-多井-河野の順。

東1局

多井が先制リーチするも、親の阿部が仕掛けて攻め返す。河野がリーチ者の現物を切るが、
阿部に1500の御用。

続く1本場は谷井がさばいて多井から2000は2300のアガリ。

東3局

河野に勝負手が入る。

阿部が7巡目に先制リーチ。

リーチ ドラ

河野が13巡目に粘ってテンパイ。

ドラ

テンパイ牌がだがリーチはせず。多井が現物牌が無くなり、筋のを切って河野に8000を放銃してしまう。

東4局 ドラ

この局は攻めより守りが光った一局であった。谷井が8巡目にドラ2枚でタンヤオ仕掛け。

谷井 ポン ドラ

谷井が次巡をチーして、のタンヤオドラ2テンパイ。

河野も2フーロしてのテンパイ。それに対して多井が14巡目にこの形。

多井 ポン ツモ ドラ

ここから打!

ドラ2のチャンス手になっても、テンパイ濃厚である谷井と河野に対応する。

そして15巡目に、

ポン ツモ ドラ

で更にまわる! がポンできてのテンパイ復活!

谷井と多井の二人テンパイで流局するが、ロン牌を見事に使い切ってテンパイした多井、2フーロしてもピタっとやめる河野、親番でもしっかりやめることができる阿部。

麻雀は攻めだけではない、守りも重要なんだと改めて思い知らされた。

南3局

多井が親で猛連荘! 一気に原点付近まで持ち点を回復させた。

オーラス

谷井 474
河野 299
多井 276
阿部 151

多井と親の河野の点差は2300。親の河野が連荘しようと仕掛けるも、多井が7巡目に着順アップするリーチ。

多井 リーチ ドラ

しかし谷井が同巡に仕掛け、うまくさばいて終了。

ここまで多井、河野、谷井が一回ずつトップ。最終戦、阿部がトップをとればまだまだ混戦模様となるが、踏ん張れるか?

4回戦

並びは河野-阿部-谷井-多井

東1局は谷井が300,500のアガリ。東2局はトータルポイントラス目の阿部がトータルトップ目の多井から12000をアガる。

東場はその後小場でまわり南入。

南1局 ドラ

河野が北家で2巡目にリーチ。

河野 ドラ

南家と西家の第1打がで、そこにはは手の内には無く山にあるだろう、といった読みのリーチだろう。

確かにリーチした時点では山にが2枚、が1枚残っていた。

しかし役はリーチのみで、待ちはの並びシャンポン。時期尚早な気もするが……。

あまりにも早すぎるリーチなので、ろくな現物もなく手になっている多井。腹を括ってまっすぐ手を作ると、チートイツで追いつきドラ待ちリーチ!

8巡目

多井 ドラ

するとなんと!河野が一発でを持ってきて、12000の放銃という結果になってしまった。

オーラス

阿部 379
多井 379
谷井 276
河野 166

ここで印象的な出来事が起こる。なんと谷井が、14巡目の阿部のを見逃し!トータル首位の多井を2着に落としたいという考えだろう。まだ4節目だが、されど4節目。

優勝に向けての様々な思惑はすでに始まっていた!

結果は谷井の一人テンパイで流局。多井の単独トップはなんとか阻止して次のつなげた形となった。

4節を終わってのトータルポイント

多井 +71.9
谷井 ▲6.7
河野 ▲20.2
阿部 ▲45.0

開始時に比べたら上下の差がついてしまったが、それでもまだ120弱のポイント。

一人浮きの多井を止めるのは誰なのか。

次節以降も、視聴者を唸らせるような熱い戦いを期待しています。

石川泰之
文責:石川泰之