第5期 RMUリーグ第6節レポート |
暑かった夏は終わりを告げたものの、まだ汗ばむ陽気。 RMUリーグ第6節はそんな残暑の中で行われた。第5節までの結果は以下の通り 河野高志 +109.7 前半戦を終え、もっか首位は河野、開幕からこの座を守り続けている。阿部が今期も大きく出遅れてしまったが、まだどうなるかわからないポイント差である。 さて、いよいよ後半戦の始まり。 1回戦 4者の配牌が以下の手 東家 多井 阿部、河野が一歩リードした配牌 まず、阿部が7巡目にテンパイ ドラ続いて、谷井が12巡目にリーチ ドラさらに、親の多井も14巡目にリーチ ドラお互い探り合う展開になるかと思いきや、開局から意思をぶつけてくる。 結果はこれを河野が捌いて、300.500 ドラ チー ツモ東3局2本場 多井がドラ3枚のリーチ。 ドラネックを解消してテンパイを入れていた谷井が、で放銃。8000は8600。 このアガリをきっかけに多井が猛ラッシュ。 南1局 ドラ ツモ4000オール。 南1局1本場 ドラ ロン5800は6100 南3局 ドラ リーチツモ1300.2600 本手をきっちりアガリきった多井が5万オーバーのトップ 1回戦結果 2回戦 東1局 またしても東1局を制したのは河野 チー ツモ ドラ多井の親リーチを受けて、これをうまくさばいて1300.2600。. 東3局 多井 5巡目にリーチ。 ドラこれを2巡後にあっさりツモり、裏ドラも乗せて、4000.8000 押され気味だった多井がまた息を吹き返す。 多井のドラ待ちの七対子リーチをあまり見ないが、谷井の変則手の河を見て、出アガリまで時間がかかるだろうとリーチを選択。これが好手となった1局。 このアガリが決め手になり多井は2連勝するのだが、この局以降、突然、場が沸騰したかのように荒れ始める。 南1局 谷井リーチで河野から8000。 ドラ ロンドラを2枚抱え、タンヤオで仕掛けた河野のテンパイ打牌をとらえる。 南2局 阿部 ドラ ツモ 2000.4000 南3局 河野リーチで谷井から8000。 ドラ ロン今度は、ソウズのメンホンのイーシャンテンになった谷井から打ち取る。 南4局 谷井が多井から8000。 ドラ ポン ロン2回戦結果 続く3回戦も荒れる展開 東1局2本場 河野がリーチで3000.6000。 ドラ 裏 ツモ東3局1本場 お返しとばかりに多井がリーチで3000.6000。 ドラ 裏 ツモこの2発のアガリを喰らった阿部と谷井は辛い展開。 そして、東4局、親を迎えた多井がとどめの一発を入れる。 ドラ 裏 ツモ一発ツモで6000オール。 南3局 ドラ 阿部がチャンス手をものにする。 ドラ ロン国士のイーシャンテンだった多井がこれを打つも、素点で3人を沈めて一人浮きのトップ 3回戦結果 最終4回戦 東1局に親の谷井が、七対子をツモアガリ、1600オール。 続く1本場 谷井が、13巡目に自らのフリテンを解消してリーチ。 ドラこれがアガれれば、一気に行けそうな感触だが、なかなかツモらせてもらえない。 ポンテンを入れていた河野は、谷井の当たり牌であるをつかみ、しっかりと受けて流局。 その冷静さが見えたのが次局。 東2局3本場 供託3000点 河野 ドラ 6巡目とわりと早いテンパイ、待ちも悪いわけではないが、万全を期してヤミテンを選択。 この後も要所要所をしっかりアガって、危なげないトップで終了。 4回戦結果 第6節結果 今日は、全体的に荒れる展開が多い中、多井は高い手をほとんど全てアガリきっていた印象。3連勝含む全連対で100オーバーには圧巻。河野はマイナスしたものの、一桁にとどめるあたりはさすがである、谷井、阿部にとっては展開的に苦しい戦いだったように見えた。 トータルポイント この日、大ブレイクの多井が、河野をかわして首位に立った。ポイント的には、早くも多井・河野のマッチレースかのように見えるが、後半戦は始まったばかり、しかもこのRMUリーグは4人の戦いなので、ポイントの行方はどうなるかわからない。 次節以降の谷井、阿部の奮起に期待したい。
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