第1節結果
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選手名 |
合計 |
1回戦 |
2回戦 |
3回戦 |
4回戦 |
1 |
河野高志 |
95.5 |
3.6 |
26.5 |
10.4 |
55.0 |
2 |
谷井茂文 |
▲22.2 |
▲8.3 |
6.7 |
21.4 |
▲42.0 |
3 |
多井隆晴 |
▲22.3 |
23.7 |
▲22.0 |
▲25.4 |
1.4 |
4 |
阿部孝則 |
▲51.0 |
▲19.0 |
▲11.2 |
▲6.4 |
▲14.4 |
今年度のRMUは、2011年4月17日のRMUリーグの開幕とともにスタートした。
その今期RMUリーグの注目は、なんと言っても初参戦の谷井であろう。
Rリーグ創設後、R2、R1で圧倒的な存在感を見せ続け、
ついに昨年度後期R1リーグの優勝で、規定によりRMUリーグの参加資格を獲得した。
その谷井が、この最高峰の舞台でどれだけ戦えるのか。
それを迎え撃つのは、前年度RMUリーグの覇者阿部、
ここ1ヶ月で日本オープン及びRMU長崎のあじさい記念を制した多井、
クライマックスリーグを圧勝した河野という、
実力、実績だけでなくここ最近の充実ぶりも顕著なS級トッププロ3人である。
対局前、昨年までと変わらず談笑する3人に対し、
1人会場の片隅で集中力を高める谷井、この好対照の中対局が開始された。
1回戦東4局、多井がらしい手順で満貫をものにする。
4巡目
            ツモ ドラ
ピンフ形、リャンメンターツ2つで雀頭のないイーシャンテン、
受け入れの広さでいうならツモ切りのところ、多井は打 。
似たような形でリャンメンターツが孤立している場合に、
メンツ部分で雀頭ができた際の雀頭固定はよく見る形だが、
リャンメンターツが連続形になっていて、
 を除く全ての受け入れでピンフテンパイ、
でもイーペーコーテンパイが組めるこの形からの雀頭固定はできそうでできない。
もちろん、ただタンヤオ確定だからというわけではなく、
彼我のスピード判断と自身の打点力を秤にかけた上の一打である。
結果、2巡後に最高の を引き入れて即リー、
アンコの河野のテンパイ打牌の で満貫となった。
この半荘は総じて小場で進んだためこれが決め手となり多井がトップ、
さらに2回戦の立ち上がりもドラドラチートイツをツモアガっての満貫と、
傍目にはいい滑り出しのように見えたが、
多井本人的には納得できていなかったらしい。
その間隙を縫うような形で、1回戦を満貫放銃から粘って2着まで押し上げた河野が、
この半荘も細かく積み上げて逆転トップ。
3回戦は勢いそのままに河野が独走しかけたが、
南場に入って急に打牌がおかしくなり、目に見えるミスで自滅、
漁夫の利を得た谷井の嬉しいRMUリーグ初トップとなる。
そして4回戦の東2局、親番の谷井の18巡目
            ツモ ドラ
南家河野が3巡目に を一鳴きしているところからここまでもつれた状況。
谷井の目線からでもかなり多くのリャンメン待ちが否定でき、
テンパイとはいえさすがにションパイの は打ちづらいかと思ったが、打 。
これが河野の東南ドラ1の5,200への放銃となる。
谷井は常々、親番は自分が加点する最大のチャンスと言っており、
今回もその維持のために押したのだろうが…。さらに南場の親番では、
12巡目にピンフドラ1で先制リーチをかけたのだが、
その時点で国士無双イーシャンテンだった河野に次巡追いつかれて、
2人のめくり合いになってしまう。
結果ハイテイでツモられての親かぶりとなり、
親番の2局だけで2万点以上失うこととなった。
結局、河野がオール連対の+100近くで1人浮きとなり、
谷井と多井がほぼ横並び。
阿部は1日通して一番牌勢が悪く、
もっと沈んでいても全然不思議ではない感じだったが、
そんな中でも数少ないチャンスを生かして、
ラス1回3着3回の▲50程度で抑えられるのは阿部らしく、さすがと思った。
全10節とまだまだ先の長いリーグ戦、今後の戦いが楽しみである。
(文中敬称略・文責 宮田信弥)
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