2017マーズカップ優勝は、若林和明さん!






2017年度スプリントカップ第4戦 マーズカップの模様を、RMU B級ライセンス中村浩三がお伝えいたします。


残暑厳しい9月上旬の9/10。

スプリントカップ第4戦マーズカップが92名にて開催されました。

マーズカップの決勝戦のレポートをB級ライセンス中村浩三がお伝えします。

決勝に残った4名はこちら。(ポイント順)
大仲勇樹(ライセンスB)+77.1
若林和明(一般) +73.9
澤田惟人(RMUアスリート) +57.7
入野訓(一般) +56.0

大仲、若林はトップなら条件なしで優勝。
澤田と入野はトップかつ、2位が大仲または若林の場合は、少し条件が残るが、その条件をクリアすれば優勝。
澤田は、大仲が2着の場合は素点で9400点差、若林が2着の場合は6200点差をつければ優勝。
入野は、大仲が2着の場合は素点で11100点差、若林が2着の場合、若林と6200点差をつければ優勝。
※RMUは追い付き有利

それでは、決勝の対局を見ていこう。
座巡は、澤田、若林、入野、大仲の並び。

東1局 ドラ 親 澤田
親の澤田、好配牌を授かる。

 ドラ
ドラ表示牌がということが不安材料だが、6000オールまで見える。

2巡目に、3巡目にを引き、大仲が切ったドラのを合わせ打ちイーシャンテン。
7巡目にを引き、最高の聴牌ではないがリーチと出る。

東1局のツモって1300オールからなら、不満でもない。

全員が受けているように見えたが、安全牌を切り続けているよう見えた入野が若林の切った澤田の現物のでロンする。

 ロン ドラ
1600+1000。親のリーチを蹴り、併せて2600の収入。
実は大仲も回りながら聴牌を入れていた。


東2局 ドラ  親 若林
大仲が一手替わりイッツーのピンフのみの聴牌を7巡目に入れ、手変わる前に澤田から1000。
ロン ドラ


東3局 ドラ 親 入野
北家の若林が1巡目から果敢に攻める。オタ風のポンから入り、MAXには小四喜が遠くに見える。
北家でが暗刻のため、ホンイツに終わっても5200、守る場合は3枚を持っていることで攻守兼用のポンと言えよう。

それに対し、を鳴かせた南家の大仲も3巡目に親入野が切ったをポンし応戦。
ドラがだけにドラがどちらにあるのか?二人とも本手なのか、気になるところ。

親の入野にもドラを1枚も持っておらず、下家と上家に挟まれ、やりずらそう。
しかし、そのドラをみるみるうちに引き入れたのは親の入野。

5巡目にはドラを2枚引き入れ、好形の234の三色含みのリャンシャンテン。

ここは勝負とばかりに、2人に無筋を切り飛ばす。
時間は掛かったが11巡目にイーシャンテンとなり、続けざまに安めだが有効牌を引き、リーチ。

 ドラ

3枚、1枚と捨牌に4枚見えているが、二人の鳴きが導いた聴牌。リーチの感触はそこそこあったのかもしれない。

山に残り1枚のをツモり上がり、裏ドラ1枚は4000オール。

優勝条件を満たすアガりとなる。

トップ 入野 44600
2着 大仲 27000
3着 若林 24400
4着 澤田 24000

東3局1本場 ドラ 親 入野

これ以上、親の入野にアガらせるわけにはいかないとばかりに、北家の若林。

2巡目にをポンしイーシャンテン。3巡目にドラのを引き入れ聴牌。

その瞬間、大仲からアタリ牌が切り出され、2000は2300と超速の速攻。

 ポン ドラ ロン 

東4局 ドラ 親 大仲
親の大仲、配牌からドラメンツが完成しており、チャンス手を手にする。

10巡目に、聴牌するが、河に3枚切れのペンでは聴牌さえ取れず、イーシャンテン戻し。

しかし、それが功を奏し、次巡すぐさま聴牌復活し、これならとリーチを打つ。


 ドラ

山に3枚はまずまずか。

同巡、澤田にも聴牌が入る。ドラ2枚収納された七対子。待ちは

現物でもあるし、リーチを打つことで、脇の2名からこぼれなくなることを懸念してのダマテン。

勿論更なる良い待ちへの変化も期待しているであろう。

次巡持ってきたのは。これは河に三枚見えの現物の。ダマテンもあるし、リーチもある。

実際ヤマには3枚残っている。

澤田の選択はダマテン。少し様子を見て、強い牌を持ってきたならツモ切りリーチという選択もできる。

澤田のベストはツモることだろうが、目立たない牌を河に置きつつが河に放たれることも悪くはない。

次巡のも現物、目立っていない。しかし、はというと山に3枚なので、誰も打ってくれる人がいない。

この二人の戦いは山には3枚と同じ枚数だが、切られると切られないではアガり率はかなり違う。

しかし、先にいたのは。澤田、これはもう目立ってしまうため、ツモ切りリーチ敢行。

大仲のロンの声に少し残念そうだが、納得の「はい!」

裏ドラのは乗らず、4800。

流局を挟んだ、東4局2本場 ドラ 親 大仲

親の大仲。配牌からの対子とピンズの並びが良いのとでホンイツを目指した手組をする。

2巡目にを暗刻にすると、6巡目にペンから仕掛け、イーシャンテン。

8巡目には聴牌し、10巡目にリーチを入れていた若林からロンする。 3900+600は4500

 チー ドラ ロン

トップ 入野 43100
2着 大仲 36500
3着 澤田 20700
4着 若林 19700

この瞬間、優勝の暫定ポジションは大仲へと移った。

東4局3本場 ドラ 親 大仲

更なる加点を目指す親の大仲。果敢にピンズのホンイツへ向かう。

2巡目、ポン

6巡目には、をポンし、イーシャンテン。

そこに、これ以上加点することはならぬ、と若林の7巡目。ドラ切りリーチ。

 ドラ

前巡、カンで聴牌し、両面に変わるを引き入れてのリーチ。

これは、また大仲と若林の一騎打ちかと思った瞬間、澤田も同巡、追いかけリーチを打つ。

横に曲げられた牌は、無念にも
またもやリーチ宣言牌で放銃となってしまう。
 ツモ ドラ

裏ドラが乗り、8000は8900。

 ドラ 裏ドラ ロン

澤田も本手なだけに、前巡をツモ切りしておけば……と後悔もあるだろうが、対子手のために残した

澤田はこの決勝では、自分の勝負手の時に誰かと手がぶつかり、その勝負に負けてしまい失点となってしまうことが多かった。
ひとつかみ合えばまた違った結果になっていたかもしれない。

東場を終え、ここでの持ち点は、
トップ 入野 40700
2着 大仲 36500
3着 若林 28600
4着 澤田 11800

この8000を皮切りに若林の反撃が始まる。

南1局は、2巡目にを仕掛け、大仲から1300

南2局 ドラ 親 若林

5巡目にリャンシャンテンではあるが、リャンカンとドラ受けのペンカンの両面が残っている。

浮き牌のにくっつけばドラの受け入れ部分は外すことを考えていただろう。

そこにまず引いたのはドラの。これを引ければ聴牌への道筋はそう遠くないだろう。

残るネックはのリャンカン。ドラドラとはいえ、このリャンカンが残った場合どうするのかなーと思っていた矢先、を引き入れリーチ。

 ドラ 

このリーチは、河にが1枚切られているだけで、観戦時には他家の手を見ていなかったが、これは体感でツモると感じた。

逆に言うと、これをツモれなく流局や他家のアガりになった場合、若林さんの優勝はないかなー、と感じたほど、この局の動向が優勝者を決定づける大きな一局となるだろうと感じた。

一発ではなかったが、二発目にをツモる。

裏ドラのは乗らなくも4000オール。優勝へ大きな大きなアガりとなった。

1本場は、大仲が自風のをポンし、自身の親番に向け、若林のオヤを流す。

南3局。今度は若林がピンフで流し、オーラスを迎える。

トップ 若林 42600
2着 入野 40700
3着 大仲 31300
4着 澤田  5400

優勝条件は、

澤田は若林からの役満直撃のみ。
入野は、マンガンツモ。跳満出あがり。若林からの直撃は5200
大仲はラス親なので、若林を逆転して終局できれば優勝
若林は、現在優勝ポジションなので、上記条件を満たされずに終局させること
また、現状では聴牌ノーテンでは優勝者は変わらない。

南4局0本場は、大仲が5巡目に自風のを仕掛け、マンズのホンイツに向かったため、誰も相手にせず、流局。

大仲の一人聴牌では優勝条件は変わらず、1本場。

若林が序盤から軽快に仕掛ける。
2巡目に、3巡目に、6巡目にをポンする。
大仲は苦しい、リャンシャンテン。追い付くことができるか?
若林にも手出しが入り、待ったなしとなる。
大仲も聴牌を目指すしかなく、ツモ切ったに若林のロンの声。


2017マーズカップの優勝は、若林和明さんでした!


東場の苦しい状況を我慢し、東ラスから南2局の親番で一気に逆転しそのまま場を支配し優勝されました。



対局後の優勝コメント
「結果的には2回戦から5連勝という結果になりましたが、どの試合も苦しい展開の中取れたトップだったと感じます。
決勝でも、東場は入野さんと大仲プロに先行され苦しい展開でしたが、離されないように我慢の展開でした。
南場に入り、南2局の親番で、ピンフドラ2をリーチしツモれた時はとてもうれしく、また、優勝への手応えを掴んだ瞬間でもありました。
その後も手を緩めず攻めた結果、優勝することが出来ました。
優勝はとてもうれしいです。
スプリントファイナルも頑張ります!」


文中敬称略
中村浩三
文責、中村浩三






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