2014オープンリーグ決勝レポート

2013年までは、RMUの会員のみで開催してきたオープンリーグ。

ルールは隔年でAルール(一発裏ドラあり)、Bルール(一発裏ドラなし)を交互に入れ替えて行われていた。

そして2014年はBルールでの開催年となっている。

また、2014年からは参加枠を友好団体所属プロの方へ開放し、名実ともにオープンリーグとなり新生オープンリーグ元年の記念する年となった。

更に予選8節での延べ参加人数は331人と過去最大の人数となった。

準決勝への進出条件は、8節の開催日より最低4節以上参加した選手の中から、上位5~12位の8名が2卓に別れ3回戦のトーナメントを戦い各卓上位2名の4名がベスト8に進出。
これに予選トータルポイント1~4位が飛び級で加わり3回戦のトーナメントを戦い、各卓上位2名が決勝進出となる。

予選の12位のボーダーラインが109.5ポイントと、ハイレベルな予選となった。


それでは、この厳しい予選を勝ち残り、トーナメントを勝ち抜いた4名のファイナリストを開会式の意気込みとともに紹介したい。


●吉田信之(予選1位、準決勝A卓1位、RMUライト会員)
「勝っても負けても丁寧な麻雀が打てたらいいと思います。そのうえで結果がでたらなおいいですね。」

●浅井堂岐(予選10位、準決勝B卓1位、日本プロ麻雀協会所属プロ)
「プロ5年目でやっとこういう決勝の舞台にたどり着けたので、自分の麻雀を打ち通して勝てるように頑張りたいと思います。」

鈴木智憲(予選9位、準決勝A卓2位、RMUライセンスB)
「準々決勝で多井隆晴とRMUのアスリートが負けてしまって私一人になってしまったので、アスリート選手として良い結果が残せるように頑張ります。」

●永峯龍二(予選4位、準決勝B卓2位、RMUライト会員)
「会社の社員と普段麻雀に興味のない妻も生放送を見て応援してくれているので、頑張りたいと思います。」


2014年からはオープンリーグ決勝をスリアロチャンネルにてニコニコ生放送で放映する元年でもあり、決勝4回戦での戦いへと変更されている。


1回戦
起家から鈴木-永峯-吉田-浅井
東1局 親 鈴木 ドラ
緊張と期待が入り乱れる配牌だが、
鈴木

永峯

吉田

浅井


親の鈴木は少し苦しいか。
永峯もツモ次第だが、少しネックが多いか。
吉田はこの形からはは仕掛けないだろう。
配牌一番手は、浅井か。

その浅井、3巡目には以下の形から切り。
ドラ

この手がどこまで伸びるのか?またはパンパンにした結果がどうなるのか?
この開局の結果で、今日の自分の調子を感じることができるいい手だと筆者は思っていた。


もう一人、開局の風を感じていた男がここにいた。吉田だ。
配牌はそこそこだったものの、2巡目にドラのを重ね、7巡目にドラを暗刻にし、9巡目に以下の形で即リーチを打つ。

ドラ

解説の多井プロも言っていたが、8000点の価値が大きいBルール。
筆者はあまりリーチという選択をしない打ち手なので恐らくダマテンだが、4回戦という短期決戦、更には倍満ツモは更に価値がある。という選択をとった吉田。


【吉田信之】
RMU創設2007年からの在籍メンバー。
軽い仕掛けはせず、手役派で、攻めと守りのバランスが絶妙。数々のタイトルも手にしている。
その戦歴は、2008年スプリントファイナル優勝、2009年マーキュリーカップ優勝、2014年アースカップ優勝、また、決勝進出も数え切れない。

この数々の決勝での経験を活かしてのリーチであるのであろう。
12巡目に安めではあるがを手元に置き、3000-6000の大きなアガりとなった。

続く東2局も好調の吉田が終盤、17巡目にピンフを永峯からアガり局を進めた。しかし、この1000点の裏には、親の永峯の懐の深さを感じさせる局面が多数見られた。

特に感じたのがこの局面。15巡目。ちょうど吉田がピンフをテンパイした次巡である。

15巡目 ドラ ツモ
ソウズの嫌な感じを感じ取り、打

16巡目 ドラ ツモ
ソウズは絶対に打たない意思を見せる、打

17巡目 ドラ ツモ
親であり、456の三色であり、12000のテンパイ。少考しての打

ここでも、切りの3900ではなく、切りの12000を選択するあたりが、強烈に永峯の強さを魅せつけた1局ではないだろうか!

【永峯龍二】
近年まで最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロ。現在はRMUライト会員。予選では圧倒的な強さを魅せつける。

東3局は10巡目に永峯が以下をリーチし、最終手番でをツモリ500-1000で、前局の失点を取り戻す。
ツモ ドラリーチ

東4局
ここまで、あまり目立たず、チートイツかブラフ的なホンイツをしてきた鈴木。
今日はあまり良くない日の鈴木に筆者は見えていて、1回戦は我慢して3着になれれば御の字かな? と思っていたが、いきなりオバケ配牌が配られた。

ドラ

ここから、を暗刻にし、を重ねた局面で、1シャンテンとなった吉田がをリリース。
グッドタイミングでをポンし、打

ポン ドラ

次巡テンパイし、配牌から持っていたドラをリリースしたトップ目の吉田から16000のアガりとなり、一躍トップ目へと浮上する。

鈴木智憲
RMU B級ライセンス。攻守バランス型。北海道出身。RMUリーグで戦う谷井茂文とは同級生。手数は少ないが決して勝負所を逃さない重厚派である。

オープンタイトルは獲得していないが、2009年R1優勝、2010年オープンリーグ2位という実績を持つ。

南1局
東1局にチャンス手ながらあまりいい風を感じられなかった浅井堂岐。
東1局に続くチャンス手が入る。
2巡目に自風のをポンし以下の形。
ポン ドラ

4巡目にドラのを暗刻にし、5巡目にをポンし、テンパイ。


ポン ポン ドラ
6巡目にを見事な速攻でツモリ、2000-4000

速い、高い、という仕掛けの教科書のような和了でトップまで1000点というところまで詰め寄る。

【浅井堂岐】
日本プロ麻雀協会所属。入会は第9期後期。開会式の本人談であったが、決勝という舞台は初出場。
決勝初出場で初優勝という階段を見事登り切れるか!

1回戦の東場だけで、決勝メンバー4人が4人共に自分の持ち味を出し場の雰囲気も最高潮となっていくのが、対局室で1人で観戦する筆者にはヒシヒシと伝わってきた。

南2局 親永峯 ドラ
一発裏なしのルールだと、往々にしてこういう翻牌のドラの時に、場が膠着してしまうことがある。正にそういう1局。

まず、鈴木10巡目、ドラを切ればテンパイだが、ドラを手中に抱え、イーシャンテン戻し。
そこに、12巡目、誰にもドラが固まっていないと読みを入れた親の永峯がリーチ。

リーチのみだが、ドラの所在がまったく不明な状態。そのリーチに真っ向から向かうものは現れない。

吉田も途中三色のチーテンを入れ粘るも、ドラを引かされたところで完全撤退。全員が撤退を余儀なくされ、永峯の思惑通り、一人テンパイ。

南2局1本場
親の永峯にドラのが途中で重なるが、なかなか手が進まない。
そこに浅井がポンでタンヤオのみのテンパイを入れる。

ペンでテンパイを入れていた鈴木。この動きを見て、2枚切れだが、残り2枚は山と読み、空切りリーチを敢行。

程なく、浅井がを掴み、1300は1600(+1000)

南3局 親吉田 ドラ
ここまで、ハネマンツモの後、倍満放銃となり、他家のツモやノーテン罰符でラス目まで落ちてしまっていた吉田。この親番で復活を遂げたいところだろう。

その吉田の配牌。
ドラ

萬子がうまくまとまれば、4000オール、6000オールが見える楽しみな手。

吉田5巡目にをポン。

永峯も吉田の上家ながら応戦する。
永峯6巡目にポン。

吉田11巡目にを引き入れ、テンパイ。
ポン

永峯15巡目のテンパイを入れるが次巡ドラのを引き撤退する。

永峯の撤退後、鈴木、浅井も粘るが、吉田がをツモリ、4000オールを引きアガり、ラス目から再度トップへと返り咲いた。

吉田350-鈴木331-浅井279-永峯240

南3局1本場 ドラ
永峯が7巡目234の三色が崩れるタンヤオのみのテンパイを入れる。

ツモ ドラ

次巡ピンフへと変わると待ち換えを行い、でロンする。

ここで、ラス目でラス抜けとならない1000は1300をアガれる精神力の強さを垣間見た気がする。

ここでのトップからの持ち点
吉田350-鈴木331-浅井266-永峯253

南4局 親浅井 ドラ
永峯6巡目 ツモればトップとなるリーチを打つ!

ドラ

出和了りでも3着、出場所によれば2着まで浮上する。
鈴木も、親浅井と吉田がノーテンならトップで1回戦を終了できる。
また、ラス親の浅井はノーテン終了だとノーテン罰符でラスに落ちてしまう。かといって、ここでマンガンクラスを放銃してしまうと、順位点10ポイントと放銃点を失い、結構大きめのラスを引くことになってしまう。

行くも地獄、引くも地獄が待っている状況。

読者の皆さんもこういう状況はいやというほど経験しているのではないでしょうか? そして、筆者はあまり良い結果を覚えていない。

そんな心境で、ラス親の浅井を見守っていると15巡目イーシャンテンでを勝負し、16巡目テンパイでも勝負し、リーチまで辿り着く。

ドラ
結果は浅井、永峯の二人テンパイ。

吉田335-鈴木316-浅井271-永峯258 供託20

南4局1本場 ドラ
浅井が3巡目に手変わりがないのと、供託が2000点あることも視野に入れてリーチのみだがリーチ。

ドラ

この、リーチの時点では6枚山だったが全て他家に流れる。

これだけ親の早いリーチだったが鈴木がテンパイ、永峯がイーシャンテンと粘るところが決勝戦らしい展開だと思った。

結果は流局。浅井と鈴木の2人テンパイ。
鈴木331-吉田320-浅井276-永峯243 供託30

南4局2本場 ドラ
トップからラスまで8800点差、更に供託3000点、2本場と全員にトップからラスまでの可能性が出てきた。

いきなりの1巡目、吉田がイーシャンテン。
ドラ

アガればトップ返り咲きの吉田がすぐテンパイするものと思いきや、これがなかなかテンパイしない。

親の浅井もピンズのホンイツに向かう。
鈴木も良い配牌をもらってテンパイまで持って行く。
吉田もと引き入れ、イッツーペンのテンパイを組む。

そこに現れた永峯。8巡目にドラのを切っているのでいつ来てもおかしくなリーチ。それは13巡目だった。

ドラ

ツモればトップ。出和了りは浅井からだと3着、鈴木か吉田からなら2着へと上がる。
鈴木は放銃するとトップからラスに落ちる可能性があるため、即撤退。

吉田と浅井も引くわけにはいかない。

しかし、ツモの発声をしたのはを手元においた永峯。

1回戦は、全員が全力でぶつかった結果、トップは永峯、2着鈴木、3着吉田、4着浅井という着順で決した。

1回戦終了時のポイント
永峯+18.1 鈴木+6.6 吉田▲4.5 浅井▲20.2

2回戦
起家から鈴木、永峯、吉田、浅井と座順は変わらず。

東1局 親鈴木 ドラ
親の鈴木も789や678の三色が見え、8巡目イーシャンテン。
吉田も、9巡目にを仕掛けられるイーシャンテンとなる。
浅井はチートイツに行かざるをえないゴツゴツした感じ。

そこに配牌で萬子が7枚だった永峯が、萬子の山を引き当て、12巡目にチンイツドラ1のテンパイを入れる。

ドラ

親の鈴木も17巡目に高めタンピン三色のテンパイを入れる。

ドラ

しかし、その直後の永峯が最後のを静かに手元におき、大きい大きい4000-8000。
ツモ ドラ

東2局 親永峯 ドラ
倍満をアガった親の永峯の配牌にダブの対子が入る。

鈴木も3巡目、親の永峯をケアしを切らない。
浅井も7巡目、ドラターツのを両面でチーすると、場が凍りつく。

しかし、他家の対応も素晴らしい。

ダブのポンテンで12000を構えている永峯に対し、11巡目にそのを掴まされた浅井も対応する。

ドラ

浅井ここからを切らずにと粘る。
鈴木も以下の手から、

ドラ

を切ればテンパイだが、打とする。


こうなると、の呪縛とは無関係の吉田が、タンヤオイーペーコーの2600を永峯から回収する。

東3局 親吉田 ドラ
それでも牌勢が落ちない永峯が7巡目立直するも、粘る親の吉田が永峯からタンヤオドラ1の2900をアガる。

東3局1本場 ドラ
浅井9巡目にタンピンドラ1を立直する。
ドラ
ドラ2の鈴木が鳴いて応戦し、1000-2000をツモりアガる。

東4局 親浅井 ドラ
鈴木が10巡目にタンピンをリーチし、一発はないが一発目にツモり気分のいい、1300-2600
ドラ

南1局 親鈴木 ドラ
ポンした親の鈴木。ドラを引き6巡目2900のテンパイを取らずソウズのホンイツ12000に向かう。

しかし、吉田の手が素晴らしい。8巡目に234の三色確定のピンフリーチをドラのを叩ききって打つ!

ドラ

そこに親の鈴木。ホンイツのイーシャンテンに自身がポンしているを持ってきて加槓する。

しかし、無残にも嶺上牌には吉田の当たり牌を掴んでしまい、8000の放銃となてしまった。

ここで吉田、トップの永峯に点数で37100点の同点に並んだ。

南2局 親永峯 ドラ
親の永峯にドラが暗刻で入りチャンス!
しかし、鈴木が冷静にピンフのみをダマテンにし、浅井から1000点をアガり事なきを得る。

南3局 親吉田 ドラ
吉田が7巡目立直するも、浅井ダブ南ドラドラをツモり、2000-4000

南4局 親浅井 ドラ
永峯がタンヤオを仕掛け、1000点で終局させ、永峯、2連勝!!
トップ 永峯+21.1 2着吉田+6.1 3着浅井▲5.7 4着鈴木▲21.5

2回戦終了時のポイント
永峯+39.2 吉田+1.6 鈴木▲14.9 浅井▲25.9

3回戦
起家から、浅井-永峯-吉田-鈴木の並び。

東1局 親浅井 ドラ
4回戦という短期決戦で永峯に2連勝されてしまった3者。
永峯をラスにし自分がトップになるという構想を立てていることだろう。

東1局は鈴木が永峯から1600をアガる。
ドラ

東2局は親の永峯が待ちの7枚残りのリーチを打つが流局し、1人テンパイ。
東2局1本場 ドラ

浅井が10巡目リーチを打つ。
ドラ

こちらも山3枚だが永峯、鈴木に押さえられ流局となる。浅井の一人テンパイ。

東3局2本場 親吉田 ドラ
親の吉田が高めピンフ三色のリーチを打つも、その宣言牌のが永峯に御用となり、2600は3200となり、供託の2000も含め、トップ目に立つ。

東4局 親鈴木 ドラ
親の鈴木がダブを仕掛ける。
永峯がドラ表示牌のカンで立直する!
この後、吉田もドラ単騎のチートイツで応戦。

終盤、浅井もテンパイを入れ、なんと4人テンパイで流局する。

東4局1本場は浅井から吉田にリーチのみの1300は1600。
浅井は、ホンイツドラドラのチャンス手だったのでしょうがない放銃。

南入し、南1局 ドラ
全員にいい配牌が入り、ぶつかりそうな気配。
まずは5巡目、ホンイツ役牌2つのから仕掛ける!

次に9巡目永峯。単騎のリーチ!

続く10巡目吉田。ピンフドラ1の待ちをリーチ!

鈴木も11巡目ホンイツをテンパイするも、吉田への3900の放銃となってしまった。

南2局 親
吉田がタンヤオの仮テンパイをいれる。
しかし、浅井もとポンし、ドラを重ね、さらにドラをツモリ3000-6000

ツモ ポン ポン ドラ

浅井がトップ目となり、永峯3着で、鈴木がラス抜けすると3者が望む並びが出来上がる!

南3局 親吉田 ドラ
5巡目ドラのを浅井が親の吉田からポン。
鈴木は親とドラポンの浅井に挟まれ苦しいか。

永峯も行くか引くか迷うところだが、の暗刻の1300をアガりきり局を進めた。

ここでの持ち点。
トップ目から、浅井401-吉田293-永峯279-鈴木227

3回戦南4局 親鈴木 ドラ
本日2回めの4人テンパイ。4者の意地のぶつかりありが見られる。

南4局1本場 ドラ
1本場になり、永峯は1300をアガると2着に浮上する。3者はそれだけは阻止したいところだが、高め8000、安め2000のテンパイを入れ、浅井から安めをアガり、永峯2着へと浮上して終局となった。

ロン ドラ

トップ浅井+22.8 2着永峯+5.2 3着吉田▲5.7 4着鈴木▲22.3

3回戦終了時のポイント
永峯+44.4 浅井▲3.1 吉田▲4.1 鈴木▲37.2

4回戦 重要な座順だが、東家から、鈴木、浅井、永峯、吉田。

現在4位の鈴木は親番がなくなると優勝は厳しくなる展開が待っているか?それは浅井にも言える。

鈴木、浅井は南場の親番が終わるまでにある程度の素点でトップ目かつ永峯にラスを押し付けたまま、ラス前、オーラスを迎えないといけない。

唯一の救いは、永峯がラス親でないところか?

吉田は、オーラス、永峯との一騎打ちに向け、並びを重要視してゲームメイクをしていく感じか?

東1局 親鈴木 ドラ

親の鈴木、ここまで3000-6000や4000-8000の親被りをしており、失点だけの親番だったが、タンヤオドラドラを仕掛けてツモリ、2000オール。

吉田、浅井にとっても嬉しいアガリとなる。

なぜならば、吉田、浅井は両者とも永峯とのトップラスを決めることが逆転優勝に向けて最低条件。
間に初めに親がなくなる鈴木が上位にいてくれればトップラスを決めやすくなる。

鈴木360-浅井、永峯、吉田280

東1局1本場 ドラ
はじめのテンパイは9巡目、親の鈴木。しかも高め18000

ドラ

を永峯からアガりたい鈴木だが、永峯から放たれるのは

鈴木は見逃しを選択する。
そこに13巡目の吉田がリーチをする。

ドラ

吉田の捨て牌にがあるので永峯の打ちの可能性もあったが、冷静に字牌を選択する。

そして、吉田の一発目のツモは。高めツモで2000-4000は2100-4100!

吉田363-鈴木319-浅井、永峯259

現在のトータルポイント

1位永峯+30.3 2位吉田+17.2 3位浅井▲17.2 4位鈴木▲30.3

東2局 親浅井 ドラ

親の浅井が234の高めタンピン三色を8巡目にリーチし、高めをツモリ、6000オール!
浅井439-吉田303-鈴木259-永峯199

現在のトータルポイント
1位浅井+25.8 2位永峯+19.3 3位吉田+1.2 4位鈴木▲46.3
浅井、この6000オールで暫定だが優勝の位置へ着く。

東2局1本場 ドラ
永峯も黙ってはいない。
10巡目に永峯がリーチ。
ドラ

鈴木もツモ切りリーチを打つ。
ドラ

残り、1枚づつの対決。

15巡目鈴木、をツモリ2000-4000は2100-4100

浅井398-鈴木352-吉田282-永峯168

現在のトータルポイント
1位浅井+21.7 2位永峯+16.2 3位吉田▲10.9 4位鈴木▲27.0

東3局 親永峯 ドラ
親の永峯が12巡目にカンのタンヤオのみの2000点でテンパイするが、現時点では他者の手牌で使われており、ツモの可能性はない。

不安定なの鈴木の手牌次第か?

浅井もが出てもおかしくない形になるが、切らない。

14巡目にドラのを引き、一気に打点が跳ね上がる。

15巡目、テンパイを入れが飛び出す形となった鈴木から5800をアガり、この半荘のラス抜けをせずともトータルトップ目に返り咲く。

ロン ドラ

浅井398-鈴木294-吉田282-永峯226
現在のトータルポイント
1位永峯+22.0 2位浅井+21.7 3位吉田▲10.9 4位鈴木▲32.8

東3局1本場 ドラ
吉田が8巡目がリーチをするもツモれず、吉田の一人テンパイ。
ドラ

浅井388-吉田302-鈴木284-永峯216 供託10
現在のトータルポイント
1位永峯+21.0 2位浅井+20.7 3位吉田+1.1 4位鈴木▲43.8

東4局2本場 親吉田 ドラ 供託10

ここで、タイトル戦の最終戦の醍醐味とも言える事件が起きてしまう。

まずは、親の吉田。7巡目に7700の手をリーチと敢行!

ドラ

永峯もこの吉田のリーチをかわしテンパイを入れる。

浅井がその2人テンパイを察してか両者に手詰まりを起こしてしまい、で痛恨の12000は12600の放銃をしてしまう。

吉田438-鈴木284-浅井262-永峯216

現在のトータルポイント
1位吉田+24.7 2位永峯+21.0 3位浅井▲11.9 4位鈴木▲33.8

東4局3本場 ドラ
8巡目に永峯リーチと出る。

ツモれば2000-4000、出和了りで4500と打点は申し分ない。

アンカン ドラ

鈴木も対抗し、10巡目に追いかけリーチを行う。

ドラ
ここで浅井もテンパイを入れる。

後に、を切って追いかければ良かったかなと本人も言っていたが、
実際の浅井の選択は切りの単騎のダマテン。

決勝戦の最終戦で、トップの座を受け渡してしまった者としては、タンヤオイーペーコードラ1で追いかけるのも手だったかもしれない。

結果は、鈴木にすぐをツモ切られアガリ逃しとなってしまったが、それは結果論。

本譜では、吉田が鈴木に8000放銃となってしまった。

永峯に打つよりは、鈴木に打ったほうが自身の優勝の目が残る可能性が高い。

鈴木383-吉田349-浅井262-永峯206
現在のトータルポイント
1位永峯+20.0 2位吉田+5.8 3位浅井▲11.9 4位鈴木▲13.9


南1局 親鈴木 ドラ

鈴木、最後の親番。並びは出来ているので単純な素点で33900点差を詰める必要がある。
しかし、鈴木はピンズのホンイツに行くがちょっと遅そう。

テンパイ一番乗りは、9巡目タンヤオを仕掛けた永峯。待ちは

同巡、ソウズでホンイツチートイツを吉田がテンパイを入れる。待ちは

そして、浅井も10巡目テンパイを入れ以下をリーチ。
ドラ

しかし、は純カラ。

直後、吉田がツモってきたのは。少考し、待ち選択に選んだのは。打で1000の放銃となってしまった。

吉田、浅井はチャンス手を永峯に潰され、心中はいかに!
鈴木383-吉田339-浅井252-永峯226
現在のトータルポイント
1位永峯+22.0 2位吉田+4.8 3位浅井▲12.9 4位鈴木▲13.9

南2局 親浅井 ドラ
10巡目、またもや親で高め234のタンピン三色をリーチする!
ドラ

直後の鈴木、四暗刻を狙っていたがチートイツになり、追いかけリーチ。

しかし、鈴木のドラのないこのチートイツのみのリーチだが、残り3局で33900を詰めることを考えると、親の浅井がリーチしているので流局しても局が進むわけでなく、このチートイツのみのリーチはどういう結果を招くのだろう? と見守っていた。

浅いから見逃すのか?ツモアガリも拒否するのか?永峯だけからしかアガらない固い決心なのか?

参考までに鈴木は浅井からの出和了り3200(+1000)では、永峯が4着から3着に浮上し、順位点の10000分の5800損をする格好となる。

また、ツモっての6400(+1000)だと、現在2600点差の浅井(リーチして1600差)と永峯が同点になり、永峯にあと2局で、1000点でもアガられてしまうと実質34900差を埋めなければならない。

結果は浅井からの3200の出和了り。鈴木的には和了はしたもののあと2局を厳しい条件が残る形となってしまった。

鈴木425-吉田339-永峯226-浅井210
現在のトータルポイント
1位永峯+32.0 2位吉田+4.8 3位鈴木▲9.7 4位浅井▲27.1

南3局 親永峯 ドラ
鈴木がホンイツチートイツドラ2を狙うが痛恨のミスでテンパイ逃しをしてしまう。
そこに、きっちりチートイツドラドラをテンパイしていた永峯が浅井からアガり、9600をアガリきる!

鈴木425-吉田339-永峯332-浅井114
現在のトータルポイント
1位永峯+41.6 2位吉田+4.8 2位鈴木▲9.7 4位浅井▲36.7

南3局1本場 ドラ
親の永峯。
とどめの一発と言わんばかりに、鈴木から12000をアガり、優勝を盤石なものとできたか!
ポン ロン ドラ
永峯445-吉田339-鈴木302-浅井114
現在のトータルポイント
1位永峯+73.9 2位吉田+4.8 3位浅井▲36.7 4位鈴木▲42.0


南3局2本場 ドラ
親の永峯がタンヤオをツモリ、1300は1500オール

永峯490-吉田324-鈴木287-浅井99

現在のトータルポイント
1位永峯+78.4 2位吉田+3.3 3位浅井▲38.2 4位鈴木▲43.5

南3局3本場 ドラ
ここで、吉田が粘りを見せる。

8巡目に以下リーチし、見事にツモる!

ツモ ドラ
3000-6000は3300-6300!

吉田453-永峯427-鈴木254-浅井66
現在のトータルポイント
1位永峯+62.1 2位吉田+26.2 3位浅井▲41.5 4位鈴木▲46.8


優勝条件は、鈴木と浅井は、永峯から役満直撃しても変わらない。
吉田は永峯から18000直撃で、一旦上になる。ただ、ラス親なのでただアガリ続ければ優勝が見えてくる。

永峯は、このまま流局か、自身がアガれば優勝となる。

以上の条件確認のインターバルを少し設け、南4局が始められる。

南4局 親吉田 ドラ

そして、このオーラスは永峯が自然にアガリに行き、をツモリ、自身で優勝を決めた!

ツモ ドラ
永峯454-吉田440-鈴木247-浅井59

【2014オープンリーグ成績】
順位
選手名
合計
1回戦
2回戦
3回戦
4回戦
1 永峯龍二 74.8 18.1 21.1 5.2 30.4
2 吉田信之 14.9 ▲4.5 6.1 ▲5.7 19.0
3 浅井堂岐 ▲42.2 ▲20.2 ▲5.7 22.8 ▲39.1
4 鈴木智憲 ▲47.5 6.6 ▲21.5 ▲22.3 ▲10.3


2014オープンリーグ優勝は、永峯龍二選手でした!
おめでとうございます。


優勝者コメント
「今日は自分らしい麻雀ができたと思います。最終戦、浅井さんに並ばれてしまった時にどう転んでも2位には残れるかな?という感じでリラックスして打てたことが良かったと思います。また、家族と社員に良い報告ができてとても嬉しいです。ありがとうございました! 」



中村浩三
敬称略・文責 中村浩三




Copyright(c) Real Mahjong Unit. All Right Reserved.