Rリーグレポート

R1リーグ 前期(1節/2節/3節/4節/5節) 後期(1節/2節/3節/4節/5節
R2リーグ 前期(1節/2節/3節/4節/5節) 後期(1節/2節/3節/4節/5節
R3リーグ 前期(1節/2節/3節/4節/5節) 後期(1節/2節/3節/4節/5節


みなさんこんにちは。
私仲川が担当する本年度前期R2リーグレポートも、
とうとう最終回となりました。
例によって拙い文章ではありますが、最後までご覧いただければと思います。


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9月1日、前期Rリーグの最終節を迎えた。前節を終えて、13人中暫定10位。降級の2文字が頭にチラつく危うい位置である。

どうせ、すぐR1へ復帰できるだろう───

第1節を迎える頃は、それなりに自信があった。しかし、今期の出来は結果・内容共に最低と言ってもいい。過信、甘え、未熟さ、様々な負の要素が雑な打牌を生み、自身を敗北へ導いていたのであろう。

甘い展望と、厳しい現実。終盤が近づくにつれ、増えないポイントに焦りは募るばかりだった。

これまでの自分はどこに行ってしまったのか。このままR3へ落ちていくのか。

そんな不安と緊張を抱えながら、会場入りをした。だが、ばかんすでいつもの顔ぶれを見たり、挨拶をする事によって不思議と落着きを取り戻せたように思う。これまでの経験によるものなのだろうか。

それはもはや、開き直りと言っても良いかもしれない。沈んでしまったものは仕方がない、ここでベストを尽くすのみだろう。そんな風に考え改め、平常心をもって卓に着く事が出来た。

R2では最終節も9位から13位までの直接対決なので、相手は小林・津田・増田・大仲となる。降級枠は2つで、すなわちこの中で3番手以上を目指す戦いだ。
多少のポイント差はあるものの、ほぼ今回の結果で決まるという痺れる勝負である。

そんな中で迎えた初戦は、自分より暫定順位が下の増田に2役ホンロートイトイという
やや珍しいハネ満をツモられるも、

ロン ドラ

この親マンを彼女から直撃したり、細かく6本場まで積んだりして、僅差でトップを取る。

続く2回戦も、運に恵まれていた。

東1局親番、ピンフのみをテンパイしてドラのをリリースし、とりあえずのダマテン。

仕掛けが入らなかったため次巡リーチを掛け、一発ツモの裏ドラ1枚なんてラッキーマンガンをアガれたり。

タンピン高目三色のダママンを久々にアガるなどし、2連勝を飾る。

この時点で、自分の降級の可能性がかなり薄くなった。

暫定12位・13位だった増田と大仲に80ポイント以上離せたのだ。

余程の事が無い限り、この差は覆せない。

そして、残す2回を彼らに叩かれないよう無難に打ち回し、最終戦は津田が叩いてラスこそ引かされたものの、終わってみればギリギリの11位で辛くも残留争いを制する事が出来た。


2013R2リーグ前期(上位2名昇級、下位2名降級)
順位 選手名 合計
第1節
第2節
第3節
第4節
第5節
1 伊藤太 137.1 11.5 66.5 17.7 8.2 33.2
2 湯澤栄鎮 113.8 ▲19.5 14.4 59.1 6.5 53.3
3 江澤陽一 112.4 43.7 38.5 14.5 22.9 ▲7.2
4 北岡あおい 98.1 76.3 30.9 45.9 ▲52.3 ▲2.7
5 梁瀬健太郎 37.3 59.8 55.1 11.1 ▲24.0 ▲64.7
6 津田挙士 12.1 ▲73.7 ▲7.5 1.4 ▲26.8 118.7
7 江原翔 4.9 ▲30.0 24.7 22.9 ▲31.3 18.6
8 野村祐三 ▲16.0 62.1 ▲119.4 ▲26.4 74.4 ▲6.7
9 白石温郎 ▲54.9 18.5 ▲10.0 ▲84.7 47.1 ▲25.8
10 小林景悟 ▲70.2 4.4 ▲76.0 4.6 22.9 ▲26.1
11 仲川翔 ▲90.4 ▲32.4 29.3 ▲87.5 0.8 ▲0.6
12 増田悠理 ▲153.5 ▲116.6 5.6 30.4 ▲28.2 ▲44.7
13 大仲勇樹 ▲183.7 ▲34.1 ▲52.1 ▲10.0 ▲20.2 ▲67.3


さて、どうにかこうにか降級を免れた自分の話をしても暗くなるばかりなので、見事R2の優勝を果たした伊藤との談をお送りしようかと思う。


───優勝おめでとうございます。

伊藤:ありがとうございます!

───まず今期を振り返って、印象深かったのはどのあたりでしょう。

伊藤:1節目にアガれた役ホンイツトイトイドラ3の倍満と、
やっぱり仲川さんからアガった国士無双ですかね(笑)。

───そういうと思った(笑)。

伊藤:いやまあ国士は色々ラッキーだっただけなんですけどね。
全体的には、高くて遠い仕掛けをするようになって、それが上手く作用してくれたかなと。

───ほほう。

伊藤:でも高いレベルの人には通用しなかったりして、
特に北岡さんには痛い目に合わされたりしましたけどね。

───最終節はどうでした?

伊藤:最初の半荘でちょっとした打牌ミスからマンガン放銃し、それが原因でラスってしまって。
でもそれが良いキッカケとなってか、
残り3回を、気を引き締め直せたのが良かったかなと思います。

───最初にラス引いても結局30ポイント浮けたわけですか。

伊藤:ですね、最初の放銃も真っすぐ行った結果でしたし、心を折らずに向かえました。
手牌にも恵まれてそこまでブクブクに構えずとも戦えたのですけどね。
ただやっぱり全体的に放銃が多かったので、そこがやはり反省すべき点だったと思います。

───R2は何期くらい過ごしてました?

伊藤:3期ですね。R3が長かった分、R2生活はそこまで長くなかったように感じています。

───なるほど。優勝する事が出来たキッカケなどはありますか?

伊藤:土曜日のファクトリー(育成会)が増えてからはあまり顔を出せていなかったのですが、
昔のノートをあさったり多井さんの著作を読み込んだりしましたね。
あとは、友人と改めて牌効率の勉強会をしたり。

───努力が実を結んだわけですね。

伊藤:だといいんですけど(笑)。
ただ、他の選手と比べてもまだまだ勉強時間が少ないのを実感しています。

───謙虚ですね!

伊藤:だって僕、ヘタクソですもん。自分の河とか後で見返すと悲惨ですから。

───これからR1に上がって戦う事になるわけですけど、何か考えている事はありますか?

伊藤:んー…。どんな時でも麻雀を楽しく打って行きたいですね。
R3でヘボヘボだった時は、麻雀を辞めたくなったりとか、人生に絶望してましたもの。

───どん底から這い上がったような感じですか。

伊藤:大袈裟に言えばそんな感じですね。
以前は、対局中に「ああ~、なんで俺、麻雀打ってんだろう」とか自問自答してました。

───病んでますね…。

伊藤:リーグ戦でマイナスが溜まると心が病みますよね(笑)。

───わかります(笑)。

伊藤:ともあれ、後期はR1で格上の打ち手に囲まれながらも、
エレベーターしないよう頑張りたいと思います。

───お互いに頑張りましょう。今日はありがとうございました。

伊藤:どもども、こちらこそありがとうございました。


……この対談は、リーグ戦を終え数日経ってから行った。

事を成し遂げた後というのもあるのだろうが、彼は努めて明るく、終始和やかな雰囲気で話せたと思う。対局を終えて表彰された後、多くの人が彼に握手をしに向かっていったのもそんな彼の人柄がなせる技なのだろう。

自分も彼を見習い、明るい気持ちを以って楽しんで打とうとする気持ちを忘れずに戦い、後期こそ充実した内容を残したいものだ。


仲川翔
文中敬称略 文責・仲川翔

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