Rリーグレポート

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2013年も早1ヶ月が過ぎようとしている1/27、Rリーグも佳境となる第4節を迎えた。

第3節までのスコアは

CL権2 降級2
1 安達瑠理華 100.5
2 宮本卓 64.7
3 壽乃田源人 41.8
4 渡辺卓也 41.5
5 萩原亮 35.5
6 松ケ瀬隆弥 30.2
7 石川泰之 0.6
8 山田田 ▲12.7
9 宮田信弥 ▲13.1
10 飯島健太郎 ▲14.3
11 鈴木智憲 ▲91.9
12 山下健治 ▲98.5
13 仲川翔 ▲117.3


安達が一歩リードした形。

今期R1は上位になった人がスコアを落とし、その上位を食った人が上に行くという展開が続いている。

今節もこの展開が踏襲されるのか、あるいはこの流れを断ち切って安達が首位を固めるかが一つ目の焦点。

もう一つの焦点、残留争いに目を向けると、降級枠2に対して3人が▲100前後のマイナスとなってその上の若干マイナスのグループと離れているが、この構図は変化するのか。

その若干マイナスグループにいる私としては、間にいる人数に違いはあるが、ポイント差的には上下変わりない。

残留争いに巻き込まれないようにしつつも、チャンスがあれば上を目指したいところ。

…とはいえ、そんな簡単に思い通りになるのなら苦労しないし、そもそも競技麻雀なんて続けていないだろう。


今回は、上から飯島、鈴木、山下、仲川の5人打ち。

1回戦は抜け番でいろいろな卓を見ていたのだが、戻るたびに積み棒が増えているような錯覚をしそうな感じ。

1回戦が終わった時点で、早いところは2回戦の南場に入ろうかというくらいの重い滑り出し。

2回戦(抜け番・飯島)、鈴木と仲川が4,000オールで抜け出す。そこから自分は、鈴木からの5,200と1,000-2,000ツモ(ともにリーチ)で追撃するが、それ以外の局で差を広げられてのオーラス2本場。


連荘して供託3,000を拾い、差を詰めようと役牌バック気味に仕掛けるも、ダンラスになっていた山下からリーチがかかる。

役牌のトイツ落としでタンヤオに移行して回るも、1枚ドラまたぎのを切れば1,500のテンパイが取れる形になる。

テンパイを取らずに、1枚ある現物を打って保留する手もあるが、回しても次の現物はない。さらに点差を念入りに計算したところ、満貫までなら放銃してもラスには落ちないのを確認。

勝負すると、メンピンドラ1の3,900は4,500に放銃となった。しかし、これはやむを得ないどころか、むしろ3,900で済んでラッキーとさえ思った。(▲7.8)

3回戦(抜け番・鈴木)は、1回戦2着だった飯島が点棒を集める。私はというとかわし手以外はほとんど実らない。

南場に入って、飯島から追いかけリーチを打たれた後に、メンピンの2,000を仲川からアガってどうにか3着目でラス親を迎える。

ここで何とかと思っていたら、飯島が仕掛け、さらにその後の5巡目くらいに2着目の山下から先制のリーチがかかる。

山下のリーチが、彼にありがちなやや変則気味で、ノミ手とは考えづらい。ラスの仲川と1,200しか差がないからここは前に出ようかと思っていたら、次巡、仲川から追いかけリーチがかかる。

このリーチにより、自身の放銃以外でラスになるパターンがかなり減った(仲川のアガりでも山下から3,900以上だった場合は上下入れ替わるだけ、山下のツモアガリは満貫まで耐えられるようになった)。

やめる決断をすると、何かツモって長考した飯島が山下のチートイツドラドラ裏裏に放銃、上2人が入れ替わる結果に。(▲10.1)

4回戦(抜け番・山下)は、抜け番まで連勝していた鈴木が一転してハコ下に。しかし、アガっているのは飯島と仲川ばかり。

オーラス8巡目にピンフのみのテンパイが入り、上2人と約2万点、下のラス親の鈴木とは3万点くらい離れていたので、素点の拡大よりも、追撃による大量失点の防止を優先させ、ダマで終わらせる。(▲8.2)

5回戦(抜け番・仲川)、東2局の親番は9巡目くらいには3メンチャン+リャンメンのタンピンイーシャンテン。これがポンテンチーテンできる牌すら出ずに、全員ノーテンで親が流れる。

次局、ピンフドラ1の待ちで7巡目にテンパイ。

下家の親の飯島はマンズに染めているように見え、対面の鈴木は字牌の後の4巡目に、上家の山下は同様の河で4巡目にを切っている。

さすがに山にいるだろうと思ってリーチするも、終盤鳴いて形テンを取った山下と2人テンパイ、その手には後引きにしか見えないトイツ。

(またか…)ここまでも全く手にならなかったわけではないのだが、3回戦以降はリーチしても脇決着か流局になってばかりで、放銃に回っていない分オール3着で留まれたようなもの。

下位卓らしく重い展開が続き、ひとつ息をついて会場を見渡すと、6人打ちの卓も含めほとんど終わっている。

ここまで▲26.1で下位グループに近づいているが、救いは大きく浮いているのが飯島だけで、下位グループ3人はほぼ±0以下というポイント状況くらい。

東ラス、配牌で字牌が8枚くらいあったところ、オタ風のから仕掛け始め

ポン ポン ドラなし

このイーシャンテンにまでは行くも、途中で鈴木がを切り、それに他の2人が合わせたことで場が軽くなったことにより、ダマ5,200の横移動で流れる。

そんな中、回ってきた南2局の親番、終盤の子方のリーチにツモらせずのピンヅモ700オールで連荘しての1本場。早い段階でが暗刻になってのテンパイが入る。

河を見ると、2人が1巡目にを切っていて2枚見え、もう1人も含め全体的にいたって普通の河に見える。

(でもなぁ…)一瞬弱気になりそうになるも、私がこんなのをダマにしてアガっても勝てないとばかりに即リーチ。ちょっと巡目がかかったが、何とかをツモって2,100オール。

2本場、今度はから仕掛け、

ポン ドラ

1枚目のをふかしてペンを引いてを切り、最後にを重ねてドラを切ってこのテンパイ。

はともかくでも親満だと思っていたのだが、引いてくるのはソウズばかりで結果的にアガリを逃した挙句(先にを切っていたらアガっていた)かわされる。

しかし、ここへきて手は落ちず、ラス前はドラトイツでをポンしてタンヤオイーシャンテン。次巡4連続形の縦重なりでシャンポンテンパイ、同巡鈴木からが出て3,900と流れるようなアガリでトップ目のままオーラスを迎える。

オーラス、仕掛けてホンイツかチートイツくらいだと思っていた配牌が、鳴けない間にツモりメンホン四暗刻のイーシャンテンにまで育つ。

もちろんポンテンも取るつもりだったが、出る前に2着目の飯島とラス親の鈴木との2軒リーチとなり、さすがに撤退。

ここを鈴木が制して2着目が入れ替わっての1本場。配牌トイツの自風でドラのが序盤に鈴木から鳴け、その後も有効牌が入り

ポン ドラ

と切り、ピンズが埋まってカンチャンには取らずに打でこのテンパイ。2巡後、が連打された直後に2枚切れのを引く。

が端牌といっても最終手出しではいい待ちとは言いづらく、もし出ない間に暗刻にくっつく牌を引いたらそっちに変えればいいかと思って待ち変えしたら、直後に飯島がツモ切って本日初のマンガンとなり、対局終了。(+35.9)

順位 選手名 合計
第1節
第2節
第3節
第4節
第5節
1 萩原亮 84.2 45.3 ▲28.2 18.4 48.7  
2 壽乃田源人 66.1 38.5 33.3 ▲30.0 24.3  
3 宮本卓 56.7 ▲8.0 20.8 51.9 ▲8.0  
4 安達瑠理華 46.3 73.8 ▲25.7 52.4 ▲54.2  
5 渡辺卓也 31.4 ▲34.2 76.1 ▲0.4 ▲10.1  
6 松ヶ瀬隆弥 26.6 ▲11.2 15.5 25.9 ▲3.6  
7 飯島健太郎 9.7 ▲6.5 88.9 ▲96.7 24.0  
8 山田田 9.0 ▲40.2 ▲16.8 44.3 21.7  
9 宮田信弥 ▲3.3 31.0 ▲52.2 8.1 9.8  
10 石川泰之 ▲18.2 0.6 59.6 ▲59.6 ▲18.8  
11 鈴木智憲 ▲79.5 ▲63.8 4.8 ▲32.9 12.4  
12 山下健治 ▲124.1 26.0 ▲96.5 ▲28.0 ▲25.6  
13 仲川翔 ▲137.9 ▲53.3 ▲80.6 16.6 ▲20.6  

終わってみると、上位は前節までの展開と同じく、安達を大きく捕らえた萩原が首位に浮上。しかし、それ以外の2卓はどちらもロースコアでの決着となり、数字的には大きな差ができないまま最終節を迎えることになった。

上位8人は直対なので、全員に自力でのCL出場のチャンスがある。

一方、下位卓に目を転じると、ポイント的には10位の石川までは厳しいながらもCL出場のチャンスはあるだろう。実際に、2011前期に9位で▲37.1だった鈴木が2位に食い込んだ例もある。

しかしながら、上を意識しすぎてバランスを崩すと、一気に転がり落ちる可能性も残っているので気を付けたい。

また、自分としてもせっかく今節は、大してアガれない中、プラスをキープできたのだから、このバランスは忘れないようにしたい。

その鈴木から下は、残留が至上命題と言えよう。今節で下との差は若干開いたがまだ安泰と言えるほどの差ではない。

山下は踏みとどまって最終節最終半荘の抜け番を回避、最下位の仲川もR1リーグ優勝2回の実力者、前期優勝でCL権を持っており、このまま終わるとは思えない。

おそらく、最終節は一斉開始となる最終半荘まで、どうなるか分からないスリリングな展開が続くと思われる。

お時間のある方は会場となる「ばかんす」まで、ぜひ足をお運びいただけたらと思います。

宮田信弥
(文中敬称略・文責 宮田信弥)

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